キャンプ場イヌミシュラン File#12 松原湖高原オートキャンプ場

松原湖高原オートキャンプ場は標高1,200mの八ヶ岳のふもとのキャンプ場。主だったメリットを簡単に挙げるだけでも…夏は涼しい高原キャンプ。早いチェックイン・遅いチェックアウト時間。フリーサイト。温泉付き。綺麗なトイレ。と、どこからどう見ても「最高」以外の言葉が見当たらないキャンプ場です。

そんな松原湖高原オートキャンプ場は犬連れキャンパーにとっても魅力的なキャンプ場かどうか? どのサイトがベストなのか?などの視点を加え、実際利用したうえで徹底的に検証してみたいと思います。

但し2022年シーズンは11月6日で終了。来年以降のキャンプ計画にお役に立てれば嬉しいです。

訪問前 : 情報収集~予約まで

訪問前:情報収集~予約までに関してのチェックポイントは以下の通りとなります。

  • キャンプサイト情報の分かり易さ
  • 料金システムの分かり易さと金額の妥当性
  • イヌの扱い
  • 予約確認やその後のコミュニケーション

キャンプサイト情報の分かり易さ ★★★★★

松原湖高原オートキャンプ場は、一般社団法人小海町開発公社が運営する複合レジャー施設(オートキャンプ場、バンガロー・コテージ、貸別荘、マレットゴルフ・パターゴルフ、温泉)です。HPは直感的に操作しやすく非常に分かり易く、必要とする情報に接するまでに苦労する事は全くありませんでした。

なお、キャンプ場の予約はWebのみで電話等では一切できない点には注意が必要です。

料金システムの分かり易さと金額の妥当性 ★★★★☆

繁忙期ならびに平日・休日によって金額の上下はありますが、基本的には車1台タープ一張+テント(シェルター含む)で料金は構成されており分かり難い事は全くないです。

施設 詳細 料金
オートキャンプ 自動車1台 (タープ1張含) 2,000円
テント1張り ※シェルターはテント扱い 3,000円
バイク1台+テント1張 1,000円
キャンピングカー 大[全長5.5m以上のもの](牽引トレーラータイプ、フルコン、大型キャブコン等) 6,000円
小[全長5.4m以下のもの](キャブコン、バンコン、軽キャンパー等) 2,000円
自転車・徒歩 一人+テント1張 1,000円
ディキャンプ 自動車1台(タープ1張含) 2,000円
【利用例】 自動車1台+テント1張= 5,000円
【期間限定】 ・・・繁忙期(8月)、連休(GW、お盆など)は期間適応外
平日キャンプ【期間限定】 自動車1台: 1,500円 ●テント1張: 2,000円

●キャンピングカー1台(小): 1,500

●キャンピングカー1台(大): 4,000円

ソロキャンプ【期間限定】 【一人利用限定】自動車1台+テント1張: 2,000円

出典:松原湖高原オートキャンプ場HPから引用

基本的には1泊(車一台、テント&タープ)で5,000円(人数関係なし)なので、ファミキャンにはうってつけのキャンプ場だと言えます。僕は昨今のキャンプブームで料金の高騰が当たり前になる中、可能であれば「1泊5,000円以内」を目処にしたいので許容範囲の金額と考えています。

イヌの扱い ★★★★☆

HPの目に付くところに犬に関する記載がなかなか見つけらませんでしたが、FAQのページにやっと記載を発見しました。

Q:ペットは同伴できますか?

A:ペット同伴可能でございます。他のお客様のご迷惑にならないように飼い主様のご協力をお願いいたします。

とのこと。基本、ここまでシンプルに書かれると飼い主のモラルにかかっている事になりますよね。しっかりしなければ…

予約確認やその後のコミュニケーション ★★☆☆☆

予約確定後メールが届きますがそれだけ。きわめて普通かな。

訪問前 まとめ ★★★★

社団法人(基本小海町)が運営しているHPの割に非常に見やすく、必要な情報が過不足なく入手できるイメージです。予約に関してはWebに一本化しており電話等による予約問い合わせは不可な点が若干気にかかりますが特に問題なし。

料金に関しては普通の家族構成(車1台。人頭税・ワン頭税方式ではない)、普通のサイト構成(テント+タープ)、フリーサイトで5,000円/泊なのは昨今の料金高騰の中良心的価格と言えなくもないです(個人的にはあと一声安くなって欲しいですが、現状を考えると致し方ないですかね)。

実際に松原湖高原オートキャンプ場に行ってみて

現地でのチェックポイントは以下のとおりとなります。

  • キャンプ場までのアクセス
  • アーリーチェックイン、レイトチェックアウト等の融通はきくか?
  • ヒトにとって快適なキャンプ場か?(共用施設、キャンプエリア)
  • キャンプ場周辺施設は充実しているか?

キャンプ場までのアクセス ★★☆☆☆

八ヶ岳の麓、小海エリアは高速からは遠く、東京方面からだと中央自動車道長坂IC(131㎞・約1時間半)を降り下道を45㎞・1時間程度。もしくは、関越自動車道~上信越自動車道八千穂高原IC(174㎞・約2時間)、下道14㎞・約20分と、時間的余裕をみて考えると3時間はかかります。

首都圏から200㎞圏内と割と近距離のイメージなのですが意外と時間がかかります。3時間あれば白馬方面に行けてしまう事を考えると、決してアクセスが良いとは言えません。

僕たちは中央方面から伺いましたが、下道は道的に険しい箇所も無く快適なドライブ(清里、野辺山を通り高原の里山を楽しむ感じ)でしたので、運転が苦痛と言う事はないです。

 アーリーチェックイン、レイトチェックアウト等の融通はきくか? ★★★★★

松原湖高原オートキャンプ場に関しては、アーリチェックイン、レイトチェックアウトの概念が通用しないキャンプ場です。

営業期間 2022年度シーズン:4月23日 ~ 11月6日 (気候等によって変更となる場合がございます)
★次年度シーズンは2月頃より予約受付開始予定 ※WEB予約のみ
受付・利用時間 【通常時】
チェックイン 8:30~17:00
チェックアウト ~17:00【連休期間のみ】:
4月29日~5月8日 / 7月16日~18日 / 8月11日~15日 / 9月17日~19日
/ 9月23日~9月25日 / 10月8日~10月10日

チェックイン 8:30~17:00
チェックアウト ~12:00

受付時間外のご入場はできませんのでお気をつけください。
※例年、繁忙時期になりますと受付・精算をせずに先に入場・設営をされるお客様が見受けられますが、
正確な台数把握のため、必ず受付をしてからキャンプサイト内への入場をお願いいたします。
受付場所 土曜日(好天日)・連休期間…キャンプ場内管理棟(売店)

平日・日曜日…管理事務所窓口 ※日帰り温泉施設“八峰の湯”入口内

受付時必要な事 キャンプ許可証に記入するため車のナンバーを覚えておいて下さい。

予約確認メール画面 又は印刷したものをご提示いただくと受付がスムーズです。

出典:松原湖高原オートキャンプ場HPより引用

チェックイン8時半

チェックアウト夕方5時(但し連休時は昼12時

どうアーリー、レイトをお願いすればよいの?って位の設定です。普通の13時チェックイン12時チェックアウトのキャンプ場に比べると、なんと8時間半長く滞在可能なのです!これは実質的に1泊で普段のキャンプの2泊分たのしめちゃう事になりますよね(キャンプ場で到着日の朝昼晩、次の日の朝昼と5食キャンプ飯作れます(笑))

但し注意点も…
5時までチェックアウトしない。という事になると、たとえば金曜日年休を取ってキャンプに来た方がいたりすると、空いているサイト選び放題で良い場所ゲットで土曜は5時までどかない。なーんて事も多そうな予感(笑)  やっぱりここは多少無理をしても平日に訪れたいキャンプ場だと言えます。その辺は前回取り上げた平湯キャンプ場にそっくりなのです。

ヒトにとって快適なキャンプ場か?(共用施設)★★★★☆

センターハウスは平日と土日では場所が異なる点に注意 ★★☆☆☆

チェックイン時に必ず立ち寄るセンターハウスは、平日だとテント設営エリアから徒歩15分程度かかる「八峰の湯」に併設されている管理事務所が唯一の窓口になります。売店も平日は開いていませんので、忘れ物をしないように細心の注意が必要となります。

地図上部の赤〇箇所が土日にのみオープンする売店・管理棟になり、このキャンプ場のメインエリア第二、第三キャンプサイトから至近距離になりますが、平日は地図中央付近にある管理事務所まで行かなければいけません。地図でみるよりキャンプエリアからかなり遠い事を覚悟したほうが良いです

八峰の湯の隣、管理事務所。平日はこちらでチェックインします。チェックインシートに車のナンバーを記載する箇所がありますので、レンタカーやナンバー忘れてる人はメモしておくのが賢明

週末になると開く売店兼管理棟。こちらでチェックイン手続きができます。売店は覗いて来なかったのですが炭450円、薪800円と比較的良心的価格。薪の種類までは未確認です

忘れちゃいけないCB缶

OB缶もマスト

個人的にすぐ忘れるのが着火剤

なんといっても温泉、八峰の湯は最高の湯 ★★★★★ (※2022年11月1日~2023年3月10日まで休館)

松原湖高原オートキャンプ場を特別なものにしているのが、温泉が隣接しているという点にあります。

源泉かけ流し

露天風呂

サウナ

と、僕が求める「温泉三種の神器」フルコンボに加え、岩盤浴まで整備されています。
それだけじゃなく、キャンプ場利用者はなんと400円にて入れます!

泉質
ナトリウム・マグネシウム・カルシウム―炭酸水素塩温泉
泉温
46℃  (源泉地にて)
湧出量
毎分240リットル
適応症
神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・関節のこわばり・打ち身・くじき・慢性消化器病・冷え性・病後回復期・疲労回復・健康増進など
営業時間
 10:00~21:00(最終受付20:00)
(奇数月にメンテナンス休業有、要問合せ)
入浴施設
一般浴槽(源泉掛け流し)・高温浴槽・露天風呂・福祉浴室
サウナ施設:遠赤外線サウナ・岩盤浴
その他
お食事処:畳席72席、イス席48席  休憩所:浅間19畳、茂来10畳
出典:八峰の湯HPより引用

エントランス前

キャンプエリアからは15分強かかります。車で行っても可。広い駐車場なので全く問題なし

我が家は松原湖散策をしたかったので自転車を積んでました。温泉にはサイクルキャリアも完備されているので、安心して駐輪も可能です

 

今まで訪問したキャンプ場の中でも最も綺麗かもしれないサニタリー棟★★★★★

キャンプエリアの中心に位置する売店兼管理棟に隣接する建物がトイレとコインシャワーで構成されるサニタリー棟です。とにかく綺麗。本当に綺麗。ぼっとん便所が当たり前だったキャンプ場時代を知っている人間にとっては、「ここまで来たか」と思わされる位綺麗なトイレでした。

外観

扉を開けて右側がコインシャワー。♨の暖簾が目印。全部で3機設置。非常に綺麗。使うのをためらう理由が見当たらないです。200円で7分利用可能

トイレ。全て洋式。ウォームレット・ウォッシュレット完備と完ぺき。とにかく綺麗さに感動します!

水屋はお湯が利用可能 ★★★★★

水屋ですが、各キャンプエリア毎に配置されており遠くて困る事は無いのですが、一番驚いたのが管理棟に付随している洗い場にはなんと5分100円と有料ではあるのですがお湯が使えるのです!これは本当にありがたい。お湯と水では油汚れの落ちが格段に違うのは言うまでもありません。

有料とはいえ本当にお湯が使えるのはありがたいです

我が家ではキャンプでの洗い物は、こいつに沸かしたお湯を持参し水と混ぜて洗っています。

その他気配りの行き届いた共用施設 ★★★★★

あるとないとでは大違い。管理人様の気遣いを感じる備品たち

トイレの軒にさりげなくおいてあるレンタル傘。この気遣いですよ! ポリバケツの中に無造作に入っている割りばし。焚き付けに利用してくださいとの事。他にもキャンプで余った薪を集めて、無料で使えるようにしてあったりしていました(写真撮り忘れ)。キンドリも常設、焚火台を洗い場で洗うな!という注意書きは良く目にしますが、こちらでは焚火台専用洗い場を設ける事でその「禁止事項」ばかりを増やすのではない気配りがグッときます

ゴミに関しては、10ℓくらい?のゴミ袋を泊数分チェックイン時にもらえます(2泊ならば2枚。無料)ゴミ箱には特定ゴミ袋以外受付禁止。の文字が。ゴミ箱の上には監視カメラまで付いており、かなりゴミに関してはナーバスな運用となっていました。ゴミ箱の隣は灰捨て場。燃え残りを勘案しジョウロの水が常備

コインランドリーも完備。乾燥能力の高そうな乾燥機です

レンタルは最小限。不足感はあまり感じない ★★★☆☆

レンタル用品 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、レンタル品は下記のみとなります。 

バーべキューセット〇 (網・鉄板・炭受け・トング4点セット)(1,500円)

LEDランタン〇 (テント内を照らす程度の明るさとなります。) (1,000円)

屋外用テーブル〇 (1,000円)

屋外用イス〇 (300円)

※お願い※レンタル品貸出し受付時間は16:30までです。
それ以降は貸出し出来ませんので、ご希望のお客様は早めに貸出し手続きを済ませて下さい。

在庫の都合上、予約以外の当日受付分をお受けできない場合がございます。ご利用予定のお客様は事前予約をお願い致します。

出典:松原湖高原オートキャンプ場HPより引用

ルールは細かく規定されている。定期的な巡回も行っている ★★★★☆

その他注意事項。かなり詳細に規定されております。ここまで厳密に言わなくても…と思いますが、キャンプ人口の母数が増えれば自然とルール違反を行う人の割合も増えるもの。安心してキャンプを楽しむには必要かと思います。特に夜間の音に関しては注意喚起がなされています。

ルール
注意事項
  • 夜9:00以降は、サイレントタイムです。周りの迷惑にならぬ様、静かにお過ごし下さい。
    夜9:00以降では緊急時以外のお車の走行、エンジン始動、発電機の使用はお控えください。
    大きな音を立てての行動や会話、宴会はおやめください。
  • 当キャンプ場内ではスピーカーなどの音響機器の持ち込み・使用は禁止とします。
  • 花火のご利用は「手持ち花火」のみ。「打ち上げ花火」「音が出る花火」「爆竹」等は禁止です。
  • その他の注意事項は受付時に配布される許可証に記載してある項目をご確認ください。
  • キャンプ場内の売店の営業は土曜日(好天日)、連休日、繁忙シーズン土日(8月)のみとなります。
  • GW、お盆などの連休期間はかなりの混雑が予想されます。ご了承ください。
  • スタッフが巡回をします。受付時にお渡しする「許可証」は必ず指定の場所に設置してください。
  • 受付時間外の入場・設営はできません。(受付時間8:30~17:00)
    ※受付精算済みのお客様はキャンプサイト内への入退場は可能です。
  • 下見又はキャンプサイト利用者以外の方の敷地内での面会等は30分まで無料とします。
    ※必ず受付を行ってください。
    ※1時間以上滞在される方はデイキャンプ扱い(有料)となります。

    【新型コロナウイルス感染拡大防止対策としての対応】
  • 受付時に来場者確認票をご記入いただきます。
    (宿泊施設ガイドラインに基づきお客様のご住所やお電話番号等をご記入いただきます。)
  • 来場前にご自宅で検温等をしていただき、少しでも体調不良を感じられるお客様のご来場はご遠慮ください。
  • 受付時は必ずマスクの着用をお願い致します。
  • お客様自身での消毒液等のご持参をお願い致します。
  • キャンプ場内ではソーシャルディスタンス・こまめな手洗い・うがいをお願い致します。

出典:松原湖高原オートキャンプ場HPより引用

キャンプだけではない豊富な施設が超充実 ★★★★★

広大な敷地を利用して、キャンプだけではなく様々なアトラクションが用意されているのが嬉しいポイントです。

子供に人気 アスレチックフィールド

出典:松原湖高原オートキャンプ場HPより引用

八峰の湯の道を挟んで向かい側、コテージ・貸別荘近く(キャンプエリアからは遠い)アスレティックフィールドはあります。我が家は子供がいないので利用しませんでしたが、様々なアトラクションが用意されています。
※但し、施設老朽化に伴い2022年現在、一部の利用に制限されている模様。利用料金も4歳以上200円なものが無料開放していました。2023年シーズン以降は不明のため、利用に際してはHPを確認した方が良いでしょう。

アスレチックフィールド全体像はこんな感じ

広大なマレットゴルフ場

マレットゴルフとは木づちを意味するマレットという名のクラブとボールを使い、決められた打ち出し地点からできるだけ少ない打数でホールにボールを入れることを競うスポーツ。ゲートボールをもっとスポーツにした感じ。当然やった事ないです。

キャンプエリアのすぐ隣に位置する森がマレットゴルフ場。大人800円、子供500円(用具含む。用具持ち込みは200円引き)

パターゴルフも完備

マレットゴルフ場と併設、八峰の湯側に広く位置しているのがパターゴルフ場。キャンプに来てパターゴルフはねぇだろ…とは思いますが、複合レジャー施設という事を考えるとあって邪魔になる訳では当然ありません。

パターゴルフ場。広々としたエリア。気持ちの良いプレイができそう

ヒトにとって快適なキャンプ場か?(おススメサイト)★★★★☆

松原湖高原オートキャンプ場は大きく分けて5つのキャンプエリアに分かれています。それぞれ特徴がありますので詳細に見ていきたいと思います。

改めて全体像。マップ右側にキャンプエリアがあります。また、このマップをHPや現地でも良く目にする事になると思いますが、大きさや縮尺がかなりいい加減な点に注意。特にキャンプサイト自体の広さは全くこのマップとは印象が異なります

第一キャンプサイト ★☆☆☆☆

第一キャンプサイトはバンガローとエリアを共有しているエリア。全体的に日影、傾斜地、木々が密に生えているため1サイト辺りの専有面積はかなり狭くなると思われます。

サニタリー棟、売店からも遠く利便性も高くありません。

僕ならば週末のみオープンするグランドサイト(詳述)よりも選びたくない、このキャンプ場で一番NGなエリアと思います(あくまでも個人的感想)

第一キャンプサイト(ほぼ)全景。傾斜地で木が密すぎる構成。ヒロシにあこがれるハンモック寝のソロキャンには向いているかもですが、あくまでもバンガロー棟のおまけみたいなエリアのため、バンガロー泊の人たちと多く遭遇すると思われるのでヒロシ憧れキャンパーにはそこがNG クルマも入りにくそう。ファミキャンには向かないエリアと断言できます

第二キャンプサイト ★★★☆☆

第二キャンプサイトは松原湖高原オートキャンプ場の中で一番人気のエリアと思われます。まず最初にここから埋まって行くイメージですが、僕のきわめて個人的意見としては、エリア全体の有効面積が他エリアに比べて狭いため、広々と解放感のあるサイト構成を取れない点が気にかかります。(上記マップでは広く見えますがこんなに広くはない)眺望も一部エリアを除いてはそこまで良くもない。人気エリアだけあり必ずだれか先人にピンポイントの良いエリアは取られている。といった印象なため、「あえて第二キャンプサイトにこだわる理由はゼロ」と思います。

但し、水屋完備。サニタリー棟・売店からも近いと立地的メリットはやっぱり大きいです。

サニタリー棟から道を挟んだ所辺りから見た第二キャンプサイト全景。円形の平な地形を中心に構成されています。個人的に第二キャンプサイトのベストポジションは奥に見えるアイボリーのテンマクの建つ場所。ギリギリ展望も確保でき、フラットなエリアです(僕が到着した時は前の日の雨でぬかるんでいたのでやめましたが…)

キャンプ場外の道から第二キャンプサイトを望むと、二段構造になっているのが分かります。先ほど写真をアップした上の段に比べると二段目は占有面積は少なくなりますが、眺望はこちらの方が上になります。迷い所

下の段から見える眺望。朝日の美しさは格別です

第三キャンプサイト ★★★★★

明らかにこのマップには瑕疵があります。北側のエリアが途中でちょん切れています。このマップからは第三キャンプサイトはサニタリー棟・売店の裏にひっそりとある小さなエリアに見えますが、グラウンドサイト、第四キャンプサイトに次ぐ広さ(第二キャンプサイトの倍はあるかと)になります。地図の優に倍以上はある広いエリアとなります。

比較的フラットな地形、エリア内の木と平地のバランスの良さ、広いフラット地形なので専有面積を広くとれる、サニタリー棟・売店から至近距離、空いてさえいれば眺望も確保可能。と、僕にとって一番重要な「フラット地形で専有面積が広い」このエリアが松原湖高原オートキャンプ場の5つあるエリアの中でベストエリアだと思いました。

我が家の理想的サイト構成(春~秋)は、ハイエーススパロンのサイドオーニングを全開して、その横にZANE ARTSのGIGI-2を建て、焼き場も確保するという、なかなかそこまで場所を取る構成は不可能なキャンプ場が多いですが、こちらでは思う存分展開可能でした。それだけで◎ 森の様な木々が後ろに鬱蒼と拡がりつつも、斜め後ろはサニタリー棟と、利便性も確保できる点も◎です

平日オフシーズンという事もあり、誰もいないキャンプエリア。「広さは正義」です(笑) 中央部分は遮るものが無いのは良いのですが、真夏は影の濃いタープは必須になります

素晴らしい眺望、遮るもののない広い敷地も金曜日まで。土曜になったら目の前にスカイパイロットが…ちょうど八ヶ岳を臨む眺望が他人様のテントで全く見えなくなりました(笑) やっぱりこのキャンプ場は平日限定ということを実感。ただ、人が通れなくなるくらいに隣のサイトとギッチギチと言う事は無いのでこのくらいならば許容範囲かな

第四キャンプサイト ★★★★☆

これもかなり誤解を招くマップ。第三キャンプサイトの真向かいの小さなエリアに見えますが、実際は第三キャンプサイトの向いは畑です。位置的には第三キャンプサイトの北東に位置します。そして広さも4つのサイトの中でも最大を誇ります。

基本的には林間サイトなのですが、クルマを停めてその脇にテントを設営するのに必要十分な広さが確保されつつ、隣のサイトとは木を挟んだ独立した造りになっているところが多く、プライバシーもある程度確保できる(フリーサイトなのに!)のが最大のメリットです。

デメリットとしてはサニタリー棟からはひたすらに遠いです…八峰の湯はもうどのエリアからも遠いので気にならないですが、やはりトイレは…水屋は用意されているので仮設の簡易トイレで我慢できるならば。というサイトです。

我が家は夏場であれば第二キャンプサイトよりもこちらを取ると思います。

もう少しだけ木を間引いて欲しい…という気持ちが無い訳ではありませんが、隣をきにしないで済むフリーサイトはなかなかに貴重。そしてメインから離れているだけの事はあり静かです。夏場であればこちらのほうが全然良いと思わせてくれる個人的には非常に好きなサイト構成のエリアです

水屋は必要にして十分。トイレがこれ。我慢出来るか否かでこのエリアの評価が180度変わります。確かにここのサニタリー棟の綺麗さを見てしまうと…ですが、もっともっと酷いキャンプ場のぼっとんトイレを昔経験してきた身としては「全然OK」です(笑)

グラウンドサイト ★★☆☆☆

これも縮尺がおかしい。グラウンドサイトはサニタリー棟の裏手の「くぼ地」に拡がるまさにグラウンドそのもののフラットで木が一本も無いだだっ広い広場。全キャンプサイトの中で一番の面積を有しています。

くぼ地のため眺望は全く期待できません。日差しを遮るものが何一つないため夏場は灼熱地獄になるのを覚悟したほうがよさそうです。第一~第四がいっぱいの時や土日限定で開放しているぽいエリアですが、第一キャンプサイトに設営するくらいならこちらの方が良いかもしれません。

サッカーグラウンドみたいな地形。これは夏場はキツイです…

イヌにとって快適なキャンプ場か? ★★★★★

イヌ目線で松原湖高原オートキャンプ場を見てみると、そもそも標高が高く暑さの苦手な犬にとっては快適に過ごせる。木々が多く直射日光を指せる事の出来るサイトが多い。第三キャンプサイトは敷地に余裕がありお隣を気にしにくい。第四キャンプサイトはプライバシーが確保可能と、サイトによってはフリーサイトにも関わらず、隣のキャンパーに左右されにくい点も犬にとってはメリットではないでしょうか。

そして一番のメリットは、広いドッグランで思う存分遊べる点にあると思います。

またまたマップに? ドッグランですが、体感的にこんな小さい感じはしませんでした。

ロケーション的にはパターゴルフ場の奥に位置します。パターゴルフコースの端から端までの広さを横長で取れているので、大型犬でも思いっきり走り回れるだけのスペースになっています

我が家のちびーずたちも大満足(家族が一人今回から増えています)

まとめ

松原湖高原オートキャンプ場は高い標高、広いサイト、チェックイン・アウト時間の長さ、温泉、ドッグラン、適切な料金とケチのつけようが無い誰にでもおススメできるキャンプ場です(唯一あるとすれば以外と東京から遠い位かな)次は真夏に行ってみたいとおもわせてくれるキャンプ場でした。

 

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