よーく考えよう、キャンピングカーのホイール選び

いよいよキャンカーの納車! わくわくしますね♬ キャブコンはともかく、ハイエースベースのバンコンの場合、まず最初の改造としてすぐに思い浮かぶのはホワイトレタータイヤへのインチアップ&アルミ履き替えかと思います。

「やっぱ深リムだよね」、「キャルスタイルがいいなぁ」とか夢は膨らみますが、やはりここは安全を第一に考えたいものです。なんせ、バンコンは、ハイエースやキャラバンをベースにしているとはいえ、あちこちいじりまっくった全くの「別の車」だからです。

そんな我が家がホイールをどうしたかというと…

まず、ホイールを知る

とにもかくにも、どんなホイールを選ぶか。は、本当に命に係わる事ですので慎重を期すべきと言うのはいうまでもありません。

スチールホイール

通称「鉄チン」グレードの低い車や低価格車の純正装備でしか今や見かけないスチールホイールですが、まぁ悪いところばかりでもないのかと。

スチールホイールのメリット

メリットとしては、完ぺきにメーカーサイドの事情になりますが、第一に製造コストが安い事が挙げられます。車体本体価格を抑える必要のある低グレードの車(ハイエースで言えばDXグレード)にとって、余計な価格上昇を抑える事が可能なコストカットパーツの一つなのです。まぁ、利用者には1ミクロンも関係の無いメリットです(ただ、支払い総額が安くなる点は、「商用車」としてみたらメリットにはなるかと)

コストカットする事によって、安全性がおろそかになる訳ではなく、鉄はアルミ合金に比べ、衝撃に強いため、安全面においても安価で強度の強い鉄チンホイールは、それだけでメリットがあると言えます。

スチールホイールのデメリット

はなんといっても、あの見た目…シンプルなものには「機能美」が備わっているものですが、どこをどう切り取っても「こりゃないわ…」な見た目だけはなんとかならないものでしょうか(笑)

プラスチックのホイールキャップがまずダサい。見た目のみならず質感もよろしくない。なんでこんなミットモナイものを付けるのかいまだに理解不能

で、ホイールキャップをまず捨てて、鉄チン剝き出しに。こっちのほうがまだマシですが50歩100歩かな

アルミホイール

まず鉄チンホイールをスタッドレス用にして、アルミホイールを購入する人が殆どかとは思います。そこでアルミホイールの基礎知識、お勉強。アルミホイールには、鍛造(たんぞう)と鋳造(ちゅうぞう)と二種類あります。

鍛造ホイールは、金型に溶かしたアルミ合金を流し込み、冷やして固める際に大きな圧力をかけて製造したホイールを指します。

一方、鋳造ホイールは、鋳型に溶かしたアルミ合金を流し込み、そのまま冷やして固めて製造したホイールを指します。

この製造工程の違いが大きな差をうみだすことになります。

鍛造ホイールのメリット

鍛造はとにかく、「軽くて強い強度」が実現できる点がメリットとなります。クルマの性能アップには、「バネ下の軽量化」が本当に効きます!

以前乗っていたSUBARU IMPRESSA STi に履いていた、RAYS VOLK RACING RE30 本当にびっくりする位軽い鍛造ホイール。バネ下軽量化がここまで走りに影響するのか!と驚いた事を昨日の様に覚えています

…とはいえ、レーシーな乗り味を求めない。求める方向性が全く異なるキャンピングカーには無縁の世界です(笑)

鍛造ホイールのデメリット

とにもかくにも高価…やっぱりRAYSの鍛造は今でも憧れますが、変な海外製の鋳造アルミの数倍は楽にします。バネ下重量の軽量化を必要としないキャンピングカーには無縁でしょうか…

鋳造ホイールのメリット

鍛造と裏腹。ただ冷やすだけの製造工程のため、大量生産が可能で価格は安く抑える事が可能。レーシーな性能を求めるのではなく、ファッション的な視点で考えれば鋳造で十分かと。

様々な「イケてる」デザインの中から選び放題。これはやはり、「選びようが無い」鉄チンに比べると段違いのメリットではないでしょうか?

鋳造ホイールのデメリット

鍛造に比べると強度が弱く、強度を強くするためには、どうしても肉厚に成らざるを得ない=重量アップにつながる。

場合によっては、交換してみたら元の鉄チンよりも重くなった。なんて事も。(ドレスアップ用途オンリーと考えて妥協すればそれもまた目をつぶるしかない?)

アルミホイール選択時の注意事項

と言うことで、ハイエースベース(キャラバンベース)のバンコンの足元のドレスアップとして、まずは鋳造ホイールの中から好きなデザインを…といきたいところですが、最も重視しなければいけない事は、「ファッションよりも安全」なのは言うまでもありません。

そこで最重視すべき要件は、強度(耐荷重)と言う事になります。アルミホイールには、積載量や速度に耐えうる強度に関する保安基準が存在し、そもそもその保安基準をクリアしていないホイールを履いても車検は通りません。

ホイールの規格

ホイールの規格には大きく分けて2種類+1の3種類存在します。

まずJWL規格は、乗用車用の規格となり、ハイエースワゴンはJWL規格のホイールとなります。(Japan Light Alloy Wheelの略。車両総重量3.5t以下、かつ最大積載量が500kg以下に限る)

JWL-T規格は、貨物車両用の規格になり、ハイエースバンはJWL-T規格のホイールとなります。(Japan Light Alloy Wheel Truckの略。最大積載量500㎏を超えるハイエースバンはJWL-T規格がデフォルトになります)

更に、より厳しい第三者機関の保安基準をパスした証となるVIA刻印の3種類のいずれかの刻印のアルミホイールを選ぶ事が求められます。

ハイエースのスーパーロングベースのキャンピングカーは、やはりJWL-T, VIA刻印の付いたホイールを選ぶ事がまずは肝要になるのではないでしょうか。

耐荷重に注意

国の保安基準であるJWL-T、更に厳しい第三者機関の保安基準であるVIAの刻印のあるアルミホイールを選択肢とした後、自身の車検証をまずチェックしましょう。

まずは愛車の車両重量・車両総重量・前前軸重・後後軸重をチェック。

ちなみに車両重量と車両総重量の違いは…

人が乗っていない状態で、燃料は満タン、オイルや冷却水等が規定量の状態にした場合の重量を言い、スペアタイヤ(パンク修理キット)やジャッキ、工具などは含みません。 一方、車両総重量とは、車両重量に乗車定員数あたり55kgを乗じた重量を加えた重量のことをさします。

ちなみに…

2017年10月10日付けで独立行政法人自動車技術総合機構(NALTEC)の審査事務規程(第4章-20)「架装等により車両総重量が増加した乗用車等の審査」が改定され、大径ホイールの装備や内装のカスタマイズなどにより車両総重量が増加して、車検証記載の車両総重量の1.1倍以上となった場合は、ブレーキの性能証明をする必要がある

という車両総重量1.1倍以下ルール。と言うものが存在します。

ふむふむ。てことで我が家の車検証をみてみると…

我が家の車検証…驚愕の総重量3トンオーバー(笑)更に、車両重量2740㎏の1.1倍は3014㎏…1.1倍ルールを逸脱してる…(汗)と焦りましたが、この1.1倍以下ルールは、「乗用車」として型式指定を受けた車が対象であり、キャンピングカーの様な貨物車両は、「車両総重量1.1倍以下ルール」も無関係な話でホッとしていますが、途轍もなく重い車である事に違いはありません。

1.1倍以下ルールは置いておいて、ここで重要なのは、前後の重量。我が家の車検証で確認すると、前1520㎏、後1220㎏ (笑)とあります。

ホイル選びの際、重い方の1520㎏の半分760㎏の耐荷重が最低でも無いアルミホイールはNGという事になります…

但し、760㎏あれば良いと言う話でも無く…某世界一のタイヤメーカーBの直販店T館の店長と話していると、「ゆっくり平坦な道を走っているだけならば問題ないけど、段差を乗り越えたら、そこで1トンは楽に荷重がかかるので、本来の意味で重量3トンの車で安全性の確認までしているアルミホイールメーカーは多分無いですよ…」との事。

市場には、JWL-T規格、VIA刻印  耐荷重955kg の製品が普通に存在します。

JWL-T 955㎏規格適合品は、我が家の耐荷重を195㎏余裕があります。ただ、段差を乗り越える、それもある程度のスピードで。更にキャンプ用品をパンパンに積んだ状態で。と考えた時にこの値が適切なのかイマイチ自信が持てないのも事実…

てことで我が家は鉄チンのままに(涙)

という事にあいなりました…

そしたら、元々ナスカーファンの我が家、ハイエースの定番、デイトナにしよう!と思ったのですが、前述の某世界一のタイヤメーカーBの直販店T館の店長がまたも曰く

「DAYTONAのホイールは割と雑な作りで、品質にばらつきがあり過ぎて皆さん割と良く履いていますが、僕は怖くて履けませんし、うちのお客様にはお薦めしません」との事。

更に

「お客様のお車は、ハイエースですけど、もうハイエースじゃないんです。重すぎます」

まぁ、世界一のB社なだけに、ホイールには慎重なんでしょう。かなり…でもやっぱり、あの、う△こみたいな純正鉄チンはなぁ…と思っていたところ。

DAYTONA STYLEとの出会い

色々とネットを徘徊していたところ、純正鉄チンをそれっぽく見せるパーツを扱う、DAYTONA STYLEというサイトを発見したのです!

あくまでも純正鉄チンにセンターキャップとナットをシルバーにするセットと、リムに挟み込んで、まさにデイトナ風のリムやホワイトリボンタイヤぽくするリングを販売する会社です。

残念ながら、リムを飾るリングは2019年4月現在在庫切れでしたが、センターキャップ+ナットのセットをご購入。

まぁ、現状出来る範囲としては良い線いってるのではないでしょうか?う△こ純正鉄チンのイメージからだいぶ脱却しつつある感じ!

悪目立ちする事もなく、純正ともちょっと違う感じ。リムをシルバーかホワイトレターぽくしたいですが、それは次の機会に

さいごに

ハイエースベースのバンコンのホイール選び。ドレスアップだけが目的ではありますが、やはり「安全とファッションセンス」の両立はかなり厳しい道と思います。

しかし、「おしゃれは足元から」と言います(笑)いろいろ工夫して、自分なりのおしゃれを楽しみたいものです。

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コメント

  1. まぐろや より:

    インチアップの最大の弊害である、制動能力の低下(状況によっては25パーセント近い)を書いて頂きたかったです。
    この問題を、特にハイエース関係の情報発信者達は殆ど書きません。

    • naokeith より:

      まぐろやさま
      またまたコメントありがとうございます!嬉しいです。

      我が家は、アルミホイールの安全性の観点からインチアップは見送ったのですが、そんな事実もあるのですね!

      恥ずかしながらそこまでたどり着けていませんでした。

      僕なりにちょっと調べて必ず追記したいと思います。
      有益な情報、本当にありがとうございます!

      • まぐろや より:

        ブレーキパッドを作っているディクセルのHPに、記載があります。
        詳細を聞きましたが、一般的にはホイール1インチアップするごとにホイール1本当たり1キロ位の重量増加になり、仮に15→20インチにすると合計で20キロの重量増加。
        バネ下1キロの重量増加は、積算加重10キロ位に相当するのとのことで、この場合は200キロ位の積算加重と同等とのことです。

        • まぐろや より:

          積算→積載

        • naokeith より:

          まぐろやさま!
          コメントありがとうございます。
          気になって「インチアップ 制動力低下」でググったら、ディクセルのHPにまずあたり、僕も読んだのですが、実験の?コーナーで、16インチを22インチにインチアップした結果、大幅に制動距離が伸びた。という実験結果が掲載されていました。
          おっ、と思ったのですが、さすがに22インチにインチアップってのは全くもって現実的じゃないなぁ…と思い、採用を見送った次第でした。

          バネ下1㎏の増加が10㎏相当と言うのは分かり易いですね!
          それを採用して、追記したいと思います。
          そうなると鉄チンから軽いアルミで、インチアップで増える重量を相殺する。となりそうですね。

          ただ、鋳造アルミはあまりにも重い重量の場合、段差乗り越え等で不安を感じる。
          で、インチアップで扁平率が上がると耐荷重は下がる。
          もろもろのバランスをどうとるか。が非常に難しいので、我が家はノーマルタイヤのまま。って結論になりそうです

          本当に情報ありがとうございます。
          僕も楽しく調べて勉強になりました。
          これからもよろしくお願いします!

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