いよいよGW突入です。今年2019年は、平成から令和へと、天皇即位もありサービス業以外の方の多くは10連休と大型連休になります。
当然、クルマで遠出を予定している方も多いと思います。宿を取る必要のないキャンピングカーにとっても、梅雨前の最高の陽気の中、絶好のお出かけ日和になるかと思います。
とはいえ、GWともなると大渋滞は覚悟しなくてはいけません…ただでさえ燃費の悪いキャンピングカーやハイエースともなると、旅先での給油は必須となって来ます。
そこで、今(2019年4月現在)クレジットカード付給油カードを一枚持つならばどこのカードが良いかを徹底検証してみたいと思います。
SSブランドの整理
まずは、石油元受けが運営しているサービスステーション(SS)のおさらいから。
ENEOS
国内最大手。JXTGエネルギーの販売ブランド。元は日本石油(NISSEKI)と三菱石油の合併から端を発し、次から次へと統合をくりかえし(九州石油、JOMOを統合)、シェア3割強の11,639店舗を誇る。(2019年4月現在)
2017年、東燃ゼネラル石油と合併し、東燃ゼネラルブランドのエッソ(1,675)、ゼネラル(644)、モービル(1,255)(セルフスタンドの屋号はEXPRESS)を順次EneJet(エネジェット)ブランドに転換中。
出光興産
国内第二位の石油元売り大手。3,945店舗(2019年4月現在)。2019年4月、店舗数3,519店舗(国内占有率4位)を有する昭和シェル石油を完全子会社化、出光昭和シェルとして、ENEOSに迫っている。
コスモ石油
国内第三位。3,327店舗(2019年4月現在)大協石油と丸善石油、旧コスモ石油の合併により誕生。JXTGエネルギー(ENEOS)と業務提携を行い、販売を除く特許、石油輸送、製油所等を共有しており、実質、日本最大の石油元売りのグループの一角を占めている。
太陽石油
国内占有率5位、SOLATOブランドで国内351店舗展開(2019年4月現在)
キグナス石油
国内占有率6位の石油元売り企業。523店舗展開(2019年4月現在)コスモエネルギーホールディングスが資本参加。
元売り以外の大手
石油精製施設を持たない元売り以外の大手としては、総合商社系、JA系が存在する。
- 伊藤忠エネクス(405)
- 三菱商事エネルギー(182)
- 丸紅エネルギー(235)
- JA-SS(2,012)
- ホクレン(232)
- 独自ブランド(2,682)
※なお、ガソリンスタンド数はe燃費HPを参照にしている
検討クレジットカードの選出
各社ともクレジットカードを発行し、顧客の囲い込みを狙っていますが、実際に作るとなるとすると、やっぱり自分の使い方に一番合っているもの、一番お得感のあるもの。が中心となります。
我が家の給油スタイル
まず、我が家の給油スタイルですが、近所にTVでガソリンの話題になるとほぼ毎回登場する、恐らく都内最安値と思われる、シンエネ八幡山SS(元々ESSO系のセルフSSのEXPRESSでしたが、ENEOSブランド統一のため、現在はENEJETで展開中。)があります。
ここは、栃木県に本社を構える「シンエネ」系列のSS。8万円のプリペイドカードを購入すると、店頭表示価格より8円/ℓの値引きとなります。
ただでさえ店頭表示価格が安いうえに、プリカ支払いにすると、下手をすると地方でなにも考えずに給油するのに比べ、感覚値ですが20円/ℓくらいの差はあります。
従って、旅行前には必ずこちらで満タンにしたうえで、極力燃費走行に気を配りつつ、往復できるのであれば旅先での給油は行わないのが大原則となります。
往復が難しい場合、燃料メーターが半分以下になった時点(給油をしない限り帰れないタイミング)で、最寄のSSの最安値を口コミで検索可能な、gogo.gsというアプリで確認したうえでで、近隣安値のSSを探す。 といった方法を採っています。
なお、ハイエースの給油タンクは70ℓ入りますので、半分以下になっての給油でも40ℓ近く高い価格のガソリン(我が家は軽油ですのでまだましですが…)を給油しなければならないとするとやはり打撃は大きいです。
ちなみに、給油ランプ点滅→スピードメーターの下部に表示される航続可能距離が5kmになった時点(燃費10㎞/ℓ)でも、タンクには10ℓ程度の残量がありますので、慌てないでギリでも安い所を探しましょう(笑)
我が家のSS系クレジットカードに求める要件
以上述べて来たように、我が家は自宅近くに非常に安いSSが存在し、そこはプリペイドカードによる給油が前提のため、通常東京で運転している以上、SS系クレジットカードは全く必要がありません。
また、上記プリカの割引率が凄まじいため、往復できる距離の移動であるならば、現地での給油は行わないのは言うまでもありません。
現地の給油は、iPhoneアプリの gogo.gsを活用し、極力安いSSを検索したうえで給油しています。
と言ったところです。そこで、SS系のクレジットカードに求める要件としては、以下の点を重視する事となります。
そもそも地方で給油。が大前提のため、SS数が多く無いと作る意味が無い |
遠出の時、やむを得ず給油する時に限る。そのためだけに年会費は払いたくない |
カード特典として、ガソリンの割引率が高いカードが良い |
できれば、ポイントが貯まる等、お得なプラスアルファがあれば尚可 |
てことで。
「地方で給油しなければ東京に帰れない時に利用する」。事を前提で考えた場合、最も重要なのは「SS数が多い所」。が実質的に持つべきSS系カードの最重要要件であると言えます。
と言う事を大前提とした時、検討を行うカードとしては
- ENEOS
- 出光興産
- コスモ石油
となります。ちなみに、ESSO系はENEOS傘下に、昭和シェルは出光傘下となりますので、SS店舗数は多いですが、順次その2社のカードに収斂するものと思われますので検討対象外とします。
また、元売りではありませんが、「地方に強い」イメージが強く、SS店舗数も2,000店舗を超えているJA-SSも検討対象とする事とします。
ENEOSカード
ENEOSは、「お得」のどこに主眼を置くかに応じて3種類のクレジットカードを用意しています。
- ENEOSカードC ガソリン最大7円/ℓ引き。とにかくガソリン代を安くしたい人向け
- ENEOSカードP ポイント最大3%還元。ガソリンにこだわらずとにかくキャッシュバックでお得になりたい人向け
- ENEOSカードS スタンダードカード。そつない内容
ENEOSカードS
最もスタンダードなENEOSカードSをまず詳細に見てゆきます。
年会費 (初年度) |
無料 |
年会費 (次年度以降) |
本人会員1,250円
年1回以上のカード(Apple Pay・QUICPay・ETC含む)の利用で、次年度の年会費は無料 ※実質年会費は「毎年無料」と考えて良い |
ガソリン値引き | 2円/ℓ 固定
灯油1円/ℓ固定 ※地方のSSでは「会員価格」と称して-2円/ℓの金額を表示している店舗が多いが、ここでいう「会員価格」とは、このカード会員の値引き額を示している店舗が殆ど |
ポイント制度 |
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付帯サービス |
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その他 |
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ENEOSカードC
とにかく「ガソリン値引き」を最重視するカード。
年会費 (初年度) |
無料 |
年会費 (次年度以降) |
本人会員1,250円
※無料になる条件は設定されていない。完全有料カード |
ガソリン値引き | 前々月のクレジットカード利用金額に応じて値引き額が決定
※ENEOSでの給油以外でのクレジットカード利用、QUICK PAY、ETC、家族カード利用分も含む 7万円以上利用→7円/L引き ※月150ℓまで(ハイエースでいうと2回とほんの少し満タンにすると適用外となる点に注意) |
ポイント制度 | なし |
付帯サービス |
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その他 |
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ENEOSカードP
ポイントによるキャッシュバックを最重要視するカード
年会費 (初年度) |
無料 |
年会費 (次年度以降) |
本人会員1,250円
※無料になる条件は設定されていない。完全有料カード |
ガソリン値引き | なし |
ポイント制度 |
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付帯サービス |
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その他 |
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(参考)ESSO/モービル/ゼネラルのシナジーカード
順次ENEOSに吸収されて行くESSO系SSですが、独自カードを当然展開していました。それがシナジーカードになります。
なお、2019年6月30日をもって、シナジーカードの新規お申込み受付は終了となりますので、もしもこのカードに魅力を感じているのであれば猛ダッシュで申し込みを(笑)
年会費 (初年度) |
無料 |
年会費 (次年度以降) |
本人会員2,160円
家族会員432円 ※利用金額が入会月から1年間で259,200円(税込)(月平均21,600円のカード利用)以上になると、翌年もカード年会費2,160円(税込)および家族会員費432円(税込)が無料。メインカードとして他のショッピングでもこのカードをメインで利用するのであれば、考えられなくもない |
ガソリン値引き | 前月のクレジットカード利用金額に応じて値引き額が決定
※給油以外でのクレジットカード利用も含む 7万円以上利用→7円/L引き ※月制限は見当たらない。であれば、毎月距離を乗る人にとっては有利に働く?(しかし、ENEOSに集約されるので使える場所が無くなる) |
ポイント制度 | なし |
付帯サービス |
※2018年3月現在の情報、内容は変更の可能性あり |
その他 | QUICK PAY, Apple Pay, スピードパスの設定が可能 |
ENEOS系カードの総評
ポイント、ガソリン値引きに特化したカードの発想はおもしろいが、年会費が無料となる条件が全く設定されていないカードC、カードPはキツい。
カードCはガソリンが最大7円/ℓ値引きは魅力的だが、月150ℓ以内の縛りがあるため、本文中でも言及したが、ハイエースを空から満タンにすると2回ちょいで限界が来てしまう。毎月かなりの長距離を運転する(通勤等)人には恩恵が受けられにくいのでは?
今更シナジーカードは無いのですが、毎月かなりの長距離を運転し、クレジットカードをこの1枚に集約できるなら意外に便利ではある。但し、我が家の使い方にそぐわないため、我が家ではそもそも採用出来なかった。
ポイント還元のカードPは論外。ガソリンを安くしたいのに、ガソリン値引きが無いカードを使うモチベーションが1ミクロンも無い。
ロードサービスやその他各種特典に関しては、自動車保険にも昨今付帯されている&利用条件がショボいため、全く不要。
実質翌年以降も年会費無料で、全国どこでも2円/ℓ値引きであるカードSが、値引き率は小さいとはいえ、月150ℓ縛りも無いので結局一番我が家的には使い易いカードだと言える。
出光カード
出光カードは、無条件で年会費無料の「出光カードまいどプラス」カードがあり、当該カードに有料の値引きサービスを付加する事も可能(まいどプラス ねびきプラスサービス)また、年会費が発生する上位カードの「出光カード」、「出光ゴールドカード」が存在します。
出光カードまいどプラス
カード利用金額等の条件が無い、完全無料のクレジットカードとなります。
年会費 (初年度) |
無料 |
年会費 (次年度以降) |
無料(永久無料) |
ガソリン値引き |
※地方のSSでは「会員価格」と称して-2円/ℓの金額を表示している店舗が多いが、ここでいう「会員価格」とは、このカード会員の値引き額を示している店舗が殆ど ※さらなるガソリン値引きの「ねびきプラス」サービスあり(有料。後述) |
ポイント制度 |
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付帯サービス |
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その他 |
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出光カードまいどプラス 「ねびきプラス」サービス
完全無料のまいどプラスカードに、年額500円でガソリンが更に値引きになる「ねびきプラス」サービスが存在します。
- 計算上、年間最大9,600円お得に
- 100ℓ/月給油
- 毎月8万以上のクレジットカード利用
- Web明細サービス加入が条件
- 値引きは翌々月より反映
- ねびきプラスサービスに関しては、月100ℓまで(通常2円/ℓ引きは300ℓまで)
- 2019年4月11日(木)~2020年4月10日(金)限定で、初年度年会費500円をキャッシュバックサービスを実施中
出光カード
年会費1,250円がかかる出光カードも存在します。
年会費 (初年度) |
無料 |
年会費 (次年度以降) |
1,250円
家族会員400円 |
ガソリン値引き |
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ポイント制度 |
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付帯サービス |
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その他 |
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出光系カードの総評
出光カードまいどプラスは、無条件で年会費が永年無料なのが魅力。ガソリン2円/ℓ引きは、平凡な値引き率だが、Web明細にする事で、遠出の機会の多いゴールデンウィーク時のガソリンが2円引きに加え、1か月限定ではあるが+3円/ℓ引きになるのは魅力的。
まいどプラスカードのポイント還元は、現金還元なし、還元率もENEOS系に比べレートも低く魅力度ゼロ。但しキャッシュバックが無ければあまりポイントの事は考えなくても良いかもしれない。
年額500円の有料サービス、ねびきプラスサービスは、月額80,000円以上のクレジットカード利用で、8円/ℓの値引きが受けられるのは、意外と敷居も低く使い易いと思われる。(ただし、月100ℓ限度はあまりにも少ない点は注意)
有料カードの出光カードは、ガソリン値引き派とポイント重視派でコースが自由に選べる(途中の変更も可能)点は良い。ENEOSのように別々のカードを作らないとサービスを受けられないのに比べると雲泥の差がある。
ガソリン値引きサービスの「ね~びきコース」は、クレジットカードをこのカード1枚に集約し、給油をかなり頻繁に行うユーザーにとっては、最大20円/ℓの値引きのインパクトは凄い(クレジットカードを月額20万円請求が条件だが、全ての支払いをこのカード1枚に集約出来れば無理な金額ではない)
ロードサービスやその他各種特典に関しては、自動車保険にも昨今付帯されている&利用条件もショボい割に、初年度無料なだけで、次年度有料のため全く不要。
ポイント還元サービスもENEOSに比べ、かなり見劣りするので、おまけ程度に考えるべき。
我が家の使い方では、無条件で永年カード年会費無料のまいどプラスカードは1枚気軽に作っておいても邪魔にもなにもならない。Web明細利用で5月のGWの給油が更にお得になる点も高ポイント。
ガソリン値引きを求めるならば、年500円と安価でプラスサービスが選択できる点も良い。500円であれば、十分年会費をリクープ出来るサービス内容だと思う。
コスモ・ザ・カード
コスモ石油のクレジットカードは、大きく分けて、年会費無料の「コスモ・カード・オーパス」と、会費制の「コスモ・ザ・カード・ハウス」、「コスモ・ザ・カード・トリプル」の3種類存在します。
コスモ・ザ・カード・オーパス
永年会員費無料のオーパス。イオンカード提供。
年会費 (初年度) |
無料 |
年会費 (次年度以降) |
永年無料(家族会員含む) |
ガソリン値引き |
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ポイント制度 |
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付帯サービス |
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その他 |
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コスモ・ザ・カード・ハウス
ハウスカード(コスモのSSでのみ利用可能、セディナ提供)
年会費 (初年度) |
無料 |
年会費 (次年度以降) |
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ガソリン値引き |
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ポイント制度 |
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付帯サービス | 不明(HPから読み取れなかった) |
その他 |
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コスモ・ザ・カード・トリプル
キャッシュバックサービスを提供するトリプル(セディナ提供)
年会費 (初年度) |
不明(HPからは読み取れなかった) |
年会費 (次年度以降) |
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ガソリン値引き |
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ポイント制度 | キャッシュバック制度。あまりにも複雑なシステムなので、僕自身、文章で説明できないので、詳しく説明しているサイトがありますのでここを参考にしてください(笑)
card-otoku.net 最大3%還元のコスモ・ザ・カード(トリプル)完全マニュアル! | クレジットカード便覧 コスモ石油が株式会社セディナと提携したカードに「コスモ・ザ・カード(トリプル)」があります。トリプルはこのカードの肝である「ポイント」、「レート」「キャッシュバック」の3つからきています。このページでは、トリプルのメリットや他のコスモ・ザ・カードとの比較を紹介しています。 |
付帯サービス |
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その他 |
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コスモ・ザ・カードの総評
年会費無料のコスモ・ザ・カード・オーパスは、イオンカードによるサービス提供となっている事より、WAONが使える。WAONは早くから高速道路のPA/SAでの決済手段として採用されている事もあり、クルマ系カードとの親和性は高い。EAONカードを所有していない場合、年会費永年無料のため、作っておいてもそれほど邪魔にはならないと思われる。
コスモ・ザ・カード・ハウスは、いわゆるハウスカードであるため、特段お得感もなく、厳密な意味においてクレジットカードでもない。
コスモ・ザ・カード・トリプルは独特なキャッシュバックサービスを提供しており、かなり還元率は高いと思われるが、システムが複雑すぎて僕には理解できなかった。
WAONを別途持っていない場合、高速PA/SAキャッシュレス決済のひとつとして持っていても邪魔にはならない。あくまでも私見でイメージではあるが、コスモ石油は、地方で店頭表示価格自体が他店よりも安いイメージがある。従って、会員価格で給油可能のオーパスのみ作っても良いと感じる。
JA-SS
農協が提供しているSS あくまでもイメージですが地方に強いイメージがあります。(北海道ではホクレン)個人向けクレジットカードとしては、カーライフサポートを念頭に置いたJA-SSカードと、JAならではのJAカードの2種類が主要なカードです。
JA-SSカード
カーライフサポートに主眼を置いたカード(JACCS提供)
年会費 (初年度) |
無料 |
年会費 (次年度以降) |
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ガソリン値引き |
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ポイント制度 | なし |
付帯サービス |
※付帯サービス利用に際しては、クレジットカード利用年間15万円未満の場合、次年度年会費として本人会員1,000円+消費税・家族会員1名あたり400円+消費税がかかる |
その他 | ETCカード発行手数料、年会費無料 |
JAカード
JAが発行するメインカード。カーライフに主眼を置いたJA-SSカードに比べ、JAならではのサービスが提供されている独自性の高いカードです。
年会費 (初年度) |
無料 |
年会費 (次年度以降) |
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ガソリン値引き | A-SS・ホクレンSSでの給油が2円/ℓ割引
※給油量制限はHPでは見つけられなかった |
ポイント制度 |
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付帯サービス |
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その他 | ETCカード発行手数料、年会費無料 |
JA系カードの総評
個人的には、JA-SSカードの存在意義がわからない位、魅力に乏しい。
逆に、JAカードは、ガソリン2円/ℓ引きとありふれているレートだが、北海道旅行に多く行く方はホクレンの給油も割引になる点が見逃せない。
また、キャンパーにとって、現地で食材を調達してキャンプメシを作るのも楽しみの一つ。JAの直売所が常時5%オフなのも地味に嬉しい特典といえる。
年会費無料条件が、カード利用12万/年、もしくは電気料金か携帯電話利用料金の支払いでOKなのであれば、JA-SSカードよりも、JAカードを作るのも、各種特典を考えると「あり」かもしれない。
石油系カード 我が家の場合
結局我が家は、どのSSで利用しても一緒の一律2円/ℓ引き 且つ無料(実質無料含む)ENEOS Sカード、出光カードまいどプラス、コスモ・ザ・カード・オーパスの3枚持ちとする事にしました。
基本、ENEOS、出光、コスモでほぼ日本全国津々浦々のSSはカバーでき、特別安い訳ではないですが、いわゆる「会員価格」にて給油可能。カードは無料発行ですので、「旅先で困った時の強い味方」として割り切って使う使い道になるかと思います。
タイプ別おススメカード
なるべく費用を抑えつつもガソリンは安くすませたい人向け
居住地にいつも入れているSSがあり、旅先での給油を安く抑えたい
キャンカー等での遠出は月2回程度。レジャー用途がメイン
クレジットカードをSS系カード1枚には積極的には集約したくない。
こんな方に最適なカードは、カード自体は永年無料の出光まいどカードプラスに年500円の「ねびきプラス」サービスに加入するのが一番費用とお得のバランスが取れていると思います!
- 最大月間8万円のカード利用で、8円/ℓの値引き
- 月100ℓと上限が低い点に注意
とにかくガソリン代を安く済ませたい人向け
高頻度・長距離運転がメイン
通勤等日常の足で毎日片道1時間程度は運転
ガソリン代節約のためなら、SS系クレジットカード1枚に集約しても良いと考えている
様々な支払い(引き落とし)をカード中心で運用している
こんな方に最適なカードは、出光カードの「ね~びきコース」と、コスモ・ザ・カード・トリプルのキャッシュバック制度が超強力です!
- 出光カードの「ね~びきコース」は、クレジットカード1万利用で1ポイント。変換レート1。月額上限20万で20ポイント獲得→20円/ℓの超大幅値引きもあり得る
- エネオスカードSと比較した場合、給油のみの利用で同じ割引率の場合は、年会費を考慮すると月に約11,000円以上利用するのであればコスモ・ザ・カード(トリプル)の方お得。近くにコスモ石油がある方にはおすすめのカード
キャンプLOVE 北海道LOVEのキャンカーにお勧め
アウトドア大好き!北海道大好き!
現地で現地の食材を調達してキャンプメシ作りが三度の飯より好き
そんなあなたには、何も迷わずJAカードが良いです!
- ガソリンはいつでも2円/ℓ引きと渋い値引き率
- 但し、地方に強いJAと北海道大メジャーのホクレンが対象SS
- JA直売所が常に5%オフなのは、キャンパーには嬉しいサービス
(番外編)北海道長期滞在にはJAカードとモダのプリカが最強
我が家は北海道が心の故郷(笑)でして、可能ならば毎シーズン、現実的には毎年、もしくは1年おきに北海道に訪れています。
「でっかいど―北海道」の通り、下手するとSSが100㎞無いなんて事もザラ。やはり北海道では、効率的に安いSSで給油をしたいものです。
そんな時強い味方になるのが、先のJAカード。JAカードはホクレンのSSでも常に2円/ℓ引きになるので、北海道クルマ旅の強い味方になるのは確実です。
しかし、2円/ℓはちょっと見劣る値引き率…そんな時、北海道の景観をガン無視したド派手な看板に見慣れない文字が…
嫌でも目に入る「モダ」の文字。本州では、モダ。と言う語感自体全く馴染みが無く、異物感が半端ないです(笑)
道北地区に11店、道央地区に10店、道南地区に8店、道東地区に10店、北海道に合計39店舗を展開する企業です。
とにかくモダは、「水で薄めてんぢゃね?」と勘繰ってしまう位に店頭表示価格が安いのが魅力です!(2018年夏に北海道旅行に行った時の印象ですが、他のSSに比べ、モダSSの店頭価格は3円位は確実に安い印象でした)更に、モダのプリカ「ため得カード」を作ると(手数料100円)スロット等の仕掛け等もありますが、確実に、3~5円/ℓは店頭表示価格より安くなります。
実際に去年の夏使用したモダのため得カードの残骸(笑) プリカの使用期限が無いのも嬉しいしくみ。次の北海道旅行の際、またこのカードにチャージして使用する予定です。
また、ため得カードへのチャージは千円単位で可能で、5千円札、1万円札なら千円単位のおつりも出ます。従って、必要な金額だけチャージして、残高を残さないで使いきる事も可能な点は旅行者にも使い易いプリカと言えるでしょう。
さいごに
大型連休で大渋滞が予想される平成最後、令和初のゴールデンウィークですが、賢くクレジットカードやアプリを活用し、お得なカーライフを楽しみたいものです。上手に節約してお昼代くらいは浮かせたいなぁ…などと思う僕は貧乏性です(笑)