いよいよ今日(2019年2月1日)から、日本最大級のキャンピングカーショー、ジャパン・キャンピングカー・ショー2019が開催されます。各ビルダーさんも、ここで新作を市場に投入するタイミングという事もありますし、買う側も今回契約したら場合によってはGWに間に合うと言う事もあり、みんな目が血走ってます。
禿げる程迷ったビルダーさん選びの苦悩がここに余す事なく(笑)
そんなこんなでこの週末はバンバン飛ぶようにキャンカーが契約されるかと思いますが(笑) 勢いで決めた後、ベース車両をオーダーするときに、メーカーオプション、ディーラーオプションをどうするか? 各ビルダーさんが用意しているオプション装備をどれにするか?なんて事でまた禿げる程悩む事になります(この時期が一番楽しい)
ハイエースをベース車両に選んだときの参考になれば…
そんなもろもろオプションを加えて行くと、あっという間に予算オーバーし、あれこれ削る作業が発生します…
そんな時、絶対に外さないで欲しいものにヒッチメンバーがあります。MOP/DOPにラインナップされている車種はごく少数ですし、ビルダーさんのオプションにも無いところが多いかも…そんな場合はビルダーさんに、注文時に「ヒッチ付けてくれ!」と頼み込みましょう。
ヒッチメンバーをつけておけば、その後のソトアソビ/アウトドアライフが飛躍的に便利になる事を約束します!
Contents
ヒッチメンバーとは
ヒッチメンバー概要
まずそもそもヒッチメンバー自体、普通に生活している身としては(笑)馴染みの薄い言葉ではありますが
ヒッチメンバーとは、水上オートバイやバイク・ボートなどを積載するライトトレーラーの牽引に必要な連結器(ヒッチ)を、自動車に強固に固定するためのサブメンバーフレームのこと。国内外複数のメーカーから、車種専用の製品が発売され、牽引可能重量は車種それぞれで異なっている。
連結器部分を脱着できるレシーバータイプの場合は、牽引以外にも応用できる。荷物を載せるカーゴキャリア、軽量なオートバイを載せるバイクキャリア、自転車を載せるサイクルキャリアなどが用いられている。
出典:Wikipedia
Wikiにあるように、水上スキーや、バイク、ボードの積載や、キャンパーにはトレーラーハウスを牽引するための、牽引側の自動車に装着するフレームの事をヒッチメンバーと言います。
ヒッチメンバーは何を牽引するかにより異なる
このように、牽引。でイメージされるのは、キャンピングトレーラーやジェットスキー等を牽引するアメリカンピックアップトラックでしょう。で、750㎏を超えるものを牽引するには牽引免許が必要だったり、車両扱いでETCの再セットアップも必要になったりとかなり面倒…ここまでゴッツイもんを牽引していない時、こいつらを何処に置くねん!て事になり、そりゃ楽しいだろうけど現実的じゃないよね。うちにはヒッチメンバーなんて関係ないよ。って事になりますが…
我が家のヒッチ(牽引)の目的は、「濡れ物、汚れ物を車内に持ち込みたくない。より積載量をアップしてアクティブに遊びに行きたい」。
となります。
そうなると、牽引免許を取得してゴッツイトレーラーを引っ張る程でもなくなりますので、ヒッチメンバー自体もそこまでゴッツイものでなくても良さそう。って事になります。
Aクラス | トレーラー車両総重量500kg 垂直静止荷重75kg |
Bクラス | トレーラー車両総重量550kg 垂直静止荷重75kg |
Cクラス | トレーラー車両総重量750kg 垂直静止荷重75kg |
Eクラス | トレーラー車両総重量2000kg 垂直静止荷重200kg |
SPクラス | 車両により異なります |
各メーカーにより異なる独自規格のようですが、クラス分けとしてはだいたいこんな感じ。750kgを超えるキャンピングトレーラー等はEクラスのメンバーを。それ以外は用途に応じてそれぞれのクラスをチョイスすれば間違いなさそうです。
我が家のヒッチメンバーはボート・プラザ・コーポレーション製
メーカーオプションにも、ビルダーさんのオプションにもヒッチメンバーの設定が無かったため、ビルダーさんに相談し、この分野で実績の高いボート・プラザ・コーポレーション(BPC)製のヒッチメンバーを取り付ける事に。
BPC社はオリジナルヒッチの製作も行っており、車種ごとに専用設計されているため、まさにシンデレラフィットで取り付け完ぺき。
ヒッチメンバー装着、何運ぶ?
カヤック、スキー、キャンプ道具たち
我が家は、グリーンシーズンはカヤックとキャンプ、スノーシーズンはスキーと、四季を通じてソトアソビに興じています。
カヤックの場合
まずカヤックですが、保管スペースの問題、車への積載の問題からファルト(折り畳み式)を愛用しています。行きは問題ないのですがやはり問題は帰りみち。カヤックの外皮は現地で干してもどうしても乾ききらずにどこからともなく水がじわーーーー。もちろんライフジャケットや着ていた服も濡れています。こんなものを車内に入れるのは本当は抵抗が…
そんな時に、気軽に車内に入れずに外にほおりだしたまま帰れたら…って思いは強いです…
キャンプの場合
キャンプも行きは別に問題無し。現地でやることといえば焚火~炭火料理。キャンプなんて焚火して火を見ながら酒飲むためだけのもんでしょ?って感じの僕はやっぱり、薪持って炭持って、焚火台持って、ダッジオーブン持って…はい。後片付けといっても焚火台まで水洗いする人はまれかと…余った薪や炭の置き場もやっかいなんです。
スキーの場合
スキーも行きはどうでもいいです(笑)滑った後、ブーツも板も雪まみれ…外は氷点下だったりするけど車の中は25℃とか…車に積んだ途端ガンガン溶けます。。。ハイエースは車高が高いのでルーフボックスは現実的じゃないです。背面にスキーキャリア付けるのにも、屋根を高く上げている関係上、引っ掛ける場所が極めて不安定。キャブコンのようにボデーに穴開けて作りこむのもちょっと…なのです
ということで、ヒッチキャリアを激プッシュします
我が家の使い方をまとめると
- 行きは車内にしまっておいてOK 現地で使って汚れた(濡れた)ものを乾かすまで待たずに移動したい
- 積みたいものは、スキー板、焚火台、カヤック(ファルト)と大きさも形も様々
- スピードは出さないにしても、きちんと荷物を積んで移動可能なこと
こんなところでしょうか。
そんな要件を満たすために製品に求めるスペックは
- ただでさえデカいハイエースのスパロン。行きは折り畳んで邪魔にならずに済む事
- サイクルキャリアやスキーキャリアの様に専門性の高いキャリアではなく、汎用的に使える自由度の高さ
- 積荷を縛ったり固定する事が出来るスペースがある事
って事になります。
CURTのヒッチキャリアを選択
もろもろを勘案した結果、値段も手ごろな、CURT社のヒッチキャリアを我が家はチョイスしました。
スペック詳細
商品番号 | CURT-18153 |
適合車種 | 2インチ/50.8mmのヒッチメンバーに使用可能 国産50mm角のヒッチメンバーをご使用の場合、2インチのアダプター差込口を若干削っていただく等の加工が必要な場合がございます。 |
カラー | ブラック |
本体サイズ (縦×横×高)cm |
内寸:149 × 60 × 15cm 外寸:156.5 × 65 × 17cm |
本体重量 | 31.75kg |
付属品 | カーゴキャリア1個 ※ヒッチピン、ロックピンは付属しません |
出典:AUTO PROZ商品紹介HPより
他に必要な備品
まずは、ヒッチメンバーとヒッチキャリアをつなぐためのロックピンが必要となります。
メーカー純正のロックピンはマストですが、これだけだと「おぃ…本当に大丈夫か???」って位ぐらぐらするこれぞ「あめりか~ん」な作りですので以下のブツが必須となります。
積荷の荷崩れ防止のネットも必要です。
ヒッチキャリア利用時の注意点
こんな感じでヒッチキャリアは良い事ずくめ、個人的にはハイエースでソトアソビのマストアイテムなんですが、利用の際にはいくつか注意すべき点も。きちんと道交法等で規定されている事があります。
- 貨物車と違い、車検証に最大積載量の記載が無い車両(乗用車やキャンピング車)ではそもそも法的に手荷物しか積んではならない。
- 具体的に手荷物の重量について、指針では車室内100kg、車外50kgが手荷物の範囲となっているため、ヒッチキャリアは車外なので50kgまでの積載が可能
そもそもテトリスキャンパーの方々は、室内100㎏なんて軽くオーバーしてそうなので本来アウトですが、ヒッチキャリア(ルーフキャリアも同様)に積載する荷物は必ず50㎏以内にしましょう。
車両後方から自動車番号表、灯火類を確認できるように積載しなければいけない。
これは結構重要なトコ。まず使用しない時、折り畳んだ状態の時にナンバーが見えるか?ってのは実はかなりビミョー
幅については車両全幅からのはみ出しは一切認められていません。
ここはほぼ2mの車幅を誇る我が車(笑)全くの無問題
全長については車両全長の10%のはみ出しについて認められる警視庁管轄の道路交通法がありますが、そもそも積載物のはみ出しが全長の10%という事であります。
ヒッチキャリアはルーフキャリアと同じ指定部品(国土交通省管轄)としての扱いであり、装着した状態で車体の一部です。
よって全長に対しての制約がほとんど無いのが現状です。
リアオーバーハングがホイールベースの1/2以下という車両法があるので、その範囲でと考えるのが最も適当ではないかと。
以上、福伸工業ホームページから引用 ※非常に分かり易い解説です!
我が家のスパロンの全長が538㎝ですから、その10%は53.8㎝になります。ヒッチを装着すると、114㎝でっぱりますので本来的にはカートの車に近い方半分位までに荷物はまとめる事が望ましいです…
さいごに
とにもかくにも安全運転ファーストで、グレーだらけのヒッチキャリアですが上手く活用し、外遊びの良き相棒となれば。と思っています。
はじめまして。
毎回楽しく拝読しております。
かく言う私も、約1年あれこれと悩みまくりましたが、昨年末にカトーモーターさんにスーパーロングディーゼル4WDベースのキャンカーを発注しました。
車両の選定の際には記事を物凄く参考にさせていただきましたよ。
詳細な造形や生地選び、追加の検討などはこれからなので、楽しい悩みはしばらく続きそうです。
目下の悩みは、自分のキャンカーにもフライスクリーンシステムを採用できるか?というところで、自分の分析では家具の干渉で厳しそうかも。
それではこれから打合せと、悩みを解消すべく、幕張のキャンピングカーショーに出撃します。
しんこさん
コメントありがとうございます☆こんなブログですが読んで頂き更に参考にして下さって本当に嬉しいです。書いた甲斐がありました!
おぉ!スパロンディーゼル四駆ですか?♬ じつは今も雪山にいます 全く雪道で不安を覚えた事なんて無いですよ。まさにあれやこれやと楽しい悩みが尽きない時期ですね(笑)
カトーさんはかなり細かいちょっとした変更も聞いてくれますので(うちなんて、ベースモデルもはやなんだか分かんなくなってます(苦笑))色々イメージしながらワガママにお願いしちゃってくだ さい!
フライスクリーンシステムは値段と効果の折り合いを考えるとちょっとコスパ悪すぎな気もしますので(とはいえやはり非常に便利です)慎重に。
僕で良ければ1年乗って来て、色々と良いところ悪いところも見えて来ましたので、答えられる範囲になりますが何でも聞いて下さいね♬ ビルダーさんには答えられない(絶対に言わない(笑))事も言えるかと思います!では、幕張楽しんで下さい♬
naokeith さん、こんばんは#^^#
ご無沙汰しておりましたが、車も人もお元気そうで何よりです。
ワンズはお元気ですか?
ヒッチ取付けられたのですね。
私もプリウスα時代にCURTさんのヒッチにヒッチキャリアやサイクルキャリアを付けて運用し、カーゴトレーラーの移動用に大活躍でしたのでグラキャンには付けているんですけど、今は殆ど使わず仕舞いでモノコックの補強部材になりつつありますが、リアだけが補強されてしまった形なのでガタピシ音は装着前よりも大きくなっていますので外そうか悩み中です…。
Wasさん
お返事が遅くなって本当に申し訳ございませんでした!
コメントありがとうございます。また遊びに来ていただき嬉しいです。
またまたワンズと一緒に雪山籠っていました(笑)
確かに使わないと重さも相当ありますし無用の長物になっちゃいますよね…
我が家は今の所、濡れ物汚れ物(冬はスキー、夏はカヤック、キャンプ道具など)でフル稼働しているのですが、やっぱり問題は全長…
ハイエースのスパロンにヒッチキャリア装着すると6mオーバー(笑)
つい先日も野沢温泉の裏道で、普通に曲がれると思ったら、カーとを雪の中にめりこませてしまいました(苦笑)
相当気を付けないと…
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