2017‐18シーズンは、とにかく出足からの雪がかなりの勢いで降り続き、どこのスキー場も「今年は雪がある」とホクホク顔の様子。
当然スキーヤーの僕もそれは一緒。ここ数年、年末年始は千葉とかのあったかい所での年越しキャンプが常でしたが、今年は実家(群馬県沼田市)に帰って正月スキーを楽しみました。
Contents
雪は大歓迎。但し降りすぎも困ったもの
正月は当然初詣 一年の安全祈願です
12月31日に東京を出て、正月は気持ちの良い晴天を実家で迎えました。初もうでは、渋川市伊香保温泉のお膝元、日本三大うどんで名高い水沢うどんでも有名な、五徳山 水澤観音へ。今年1年の家族とワンズの健康と無事を願って来ました。
ちなみにこの動画、スタビライザーを購入しての初動画です。iphoneだけでここまで撮れるのに感動。まだまだ使いこなせていませんが、スキー動画や春夏のカヤック動画も慣れて来たらこれでトライしてみたいと思わせる逸品です!
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1月2日は宝台樹、3日にドカ雪…
前のエントリーでもアップしましたが、1月2日は水上宝台樹スキー場へ。この時期では信じられない位の雪量、雪質で大満足でした。
https://naokeith.com/sotoasobi47/sotoasobi/snowactivity/hohdaigi-ski/
いい感じに連チャンでスキーに行こうと思ったのですが、3日の予報は日本海側中心に大荒れの予想…

1月3日の天気図。素人なので読み方は全く分かりませんがなんとなく、低気圧が佐渡あたり?を直撃しているように見えなくもないです
こんな天気図出すよりもこれ見た方が分かり易いかもです。

朝起きてカーテンを開けたらこんな感じに…沼田で正月こんなに降るのも子供の頃以来、かなり久しぶりなのでは?

朝、近所の公園にお散歩行っただけでこの有様…ここまで降るとは
て感じでしたので、急遽3日は家の雪かき等に追われスキーは断念。風も相当ありそうだったので行かなくて正解かと思いつつ、4日のスキーに備えます。
沼田からですと、湯沢(関越使用)、苗場、水上、片品方面全てが1時間圏内の楽勝日帰りパラダイスなのですが、今回は僕がこっちに居た頃、一番良く行った&大好きだった尾瀬岩鞍へGo!したのですが…
国道120号で雪崩…岩鞍への道は遠い
道は分かっていますが、渋滞状況も気になるので一応カーナビに行先を登録し、実家を8時頃に出発です。当然9時前に到着し、ゴンドラに乗って西山ゲレンデに行って降り続いたパウダーを食いまくる予定でした…
するとナビから聞きなれないセリフが…「国道120号は雪崩のため通行止めです」 えっ、と思い速攻で岩鞍にTELしたのが高速沼田ICのちょい手前。岩鞍のアンちゃんがすぐにTELに出て、「う回路出来てるぽいですから、何も問題ないですよー」との事。なら行くか!と、国道120号を突っ込んだところ…
椎坂トンネルを抜けたところくらいまでは順調でしたが、ジョジョに動かなくなり、旧サエラスキー場(とっくに潰れた割にデカデカと看板がでています)方面に曲がった途端全く1ミクロンも動かなくなり…既にここで2時間(普段の倍以上)かかっているため断念(涙)
ほたか牧場にしようかとも思いましたが、やっぱりあそこはボーダーのためのスキー場。ここは思い切って川場スキー場まで戻る事に。。。正月早々かなりヒキの悪さを痛感(涙)
て事で今シーズン初の川場スキー場へ
川場スキー場アプローチ概要
川場スキー場はご存知のとおり、関越道沼田ICから約17㎞の近さにあり、沼田ICからの日帰りスキーは、初心者はたんばら、中上級者は川場。と、うまい具合に住み分けられています。
割とハードな山道を登りますので、ここも4WDスタッドレスか、2WDスタッドレス+チェーン必須のスキー場です。ただ、麓の日本で一番有名な道の駅と言っても過言ではない、田園プラザ川場 からシャトルバスならびに更衣室も完備されていますので、こっからバスでアプローチも良いです。
30分ほど下道を走ると、山奥の中に異様な立体駐車場が見えてきます。川場の一番の特徴、駐車場が立体駐車場(6階建て1,800台収容)になっており、スキー場までエレベーターでアプローチが可能な気軽さがこれまた川場の良いところ。

出典:川場スキー場HP 高さ制限2.3mですから大抵のクルマは入庫可能ですが、キャンカーとかはアウト。当日も立駐入れずに外の駐車場に停めてあったキャンカーが…
川場スキー場がオープンした当初、今から25年位前はバブル崩壊後でもバブルな雰囲気を残したスキー場として、東京からの日帰りスキー場一択の人気を博し、週末は夜中12時の駐車場オープン前に長蛇の列ができ、立駐に入れないクルマ達がサテライト駐車場(立駐下の青空駐車。シャトルバスでスキー場まで向かいます)に溢れかえっていました。
しかし、正月、それも岩鞍から戻っての11時頃到着でもなんとか立駐に入れる位には人も減って、現在ではいい感じのスキー場になっています。
(当時、リフト券のチェック係が全部外人だった時期も…その後倒産して、地元のおっちゃんがもぎりに。今は電子チケットです)
川場スキー場コース概要

コース全体図
標高1,200mの高さにあるスキー場ですので、日帰り圏内の割に雪量も質も良い方です。ただ、天気の悪い&強風の日が多いイメージがあるので、天候注意かな。
リフト5本、10本のコースと規模としては小さいスキー場ですが、割と中上級者向けの尖ったコースが多く、しっかり楽しめるスキー場です。
日帰りに嬉しいチケットシステム
川場の一番良い所は、非常に柔軟なチケットシステムにあります。これぞ電子チケットの恩恵って感じ。
券 種 | 利用時間 | 大 人 | ジュニア (小・中学生) |
シニア (50歳以上) |
3歳以上の 未就学児 |
---|---|---|---|---|---|
1日券 | 営業開始~16:00 | 4,600円 | 3,300円 | 3,800円 | 2,000円 |
午後券 | 12:00~16:00 | 4,000円 | 2,700円 | 3,500円 | |
5時間券 | 2017-18シーズン中 | 4,100円 | 2,800円 | 3,600円 | |
10時間券 | 2017-18シーズン中 | 7,900円 | 5,300円 | 6,900円 | |
20時間券 | 2017-18シーズン中 | 15,500円 | 10,300円 | 13,500円 | |
ファーストステップ ゲレンデ1日利用券 |
当日のみ | 1,500円 ※1日券・午後券・時間券をご購入の方は無料でご利用いただけます |
|||
1回券 | 500円 | ||||
4回券 | 2,000円 |
出典:川場スキー場HP
昔の時間券は、購入した瞬間からカウントされリフト券に終了時間が記載されており、その時間内で滑ったり食事したりとなかなか慌ただしい感じだったので敬遠されがちでしたが・・・
川場スキー場の時間券は、最初に電子チケットでリフトにアクセスした時間をスタートとして、1時間単位でリセットされる点が優れています。
分かりずらいので例にとって説明すると…
- 5時間券を購入
- 10時にリフトのゲートを通過でカウントスタート
- 10時59分にリフトゲートを通過して、リフトで上まで登り~一番下のレストランまで滑り降りるまでに30分
- 11時半から1時間、昼食&休憩で時間を潰す
- 12時半に再度リフトゲートを通過して午後の部スタート
- 13時29分にリフトゲートを通過し、13時45分から中間地点のロッジでコーヒー休憩を30分とる
- 14時15分にリフトゲートを通過。15時14分に山頂行きリフトに乗り、ノンストップで下のレストランまで滑り切る(所要時間30分 15時45分)
今までの時間券ですと、10時~15時45分で5時間45分となりますので、5時間券では足りない計算になります。ラスト1本を諦めるか、途中でお茶を諦めるかのいずれかでおしまい。
となるところ、川場のシステムだと
1時間単位でいったんリセットされるため、↑の場合、3時間滑った計算となり、残り2時間残る事になるので、次回スキーに持ち越し(シーズン内限り)する事が可能になります。
最初のリフトゲート通過の時間だけ覚えておいて、1時間以内にリフトに乗った時点で休憩や昼食を入れる様に心掛けさえすれば、これほどまでにお得なリフト券は無いかと思います。
初心者は迷わずに、リフトB,Dを乗り継いでコース⑦へ
川場スキー場で、ボーダーが一番多く、あまり上手くない輩がウロウロしているので、あまり近づきませんが、やはりここが一番のメインゲレンデ。リフトB(桜川エクスプレス)からリフトD(クリスタルエクスプレス。高速クワッド、フード付き)で山頂へと向かいそこからノンストップで滑り降りられるコース⑦クリスタルコース(2,000m)がおススメ。
川場にしてはゲレンデ幅も広く、長い緩斜面ですので初心者ボーダーにも優しいコースです。緩斜面なので調子に乗って超スピードでかっ飛ばすバカも多いので注意して楽しんでください。
一本目はリフトBからDを乗り継いでコース⑧でパウダー足慣らし
まず、桜川エクスプレス~クリスタルエクスプレスを乗り継いで山頂へ。その後クリスタルコースは左に折れて行くところ、真っすぐリフト下を進んでいくと、620mと非常に短いですが、急斜面非圧雪のコース⑧、西峰ダウンヒルが待っています。
まず足慣らしにはちょうど良い感じ、ここで非圧雪の雪の状況を見定めて、今日はどこで滑るかをいつも僕は決めています。
膝上パウダーふっかふかです! 全然滑れていないのはご愛敬(苦笑)
川場のメインゲレンデその1 無名峰トライアル
桜川エクスプレスからクリスタルエクスプレスの右となりにかかっているリフトC(無名峰トリプル)に乗ると現れるコース⑤と⑥が個人的川場スキー場のメインゲレンデ無名峰ダウンヒル(⑤)と、無名峰トライアル(モーグルコース)⑥です。
無名峰トライアルは、川場スキー場を「北関東のモーグルの聖地」と言わしめる名物モーグルコースとなります。普段は人工的にかなり深めのコブを掘ってあり、キッカーも作られ本格的なモグラー達がへばりついています。
一方、無名峰ダウンヒルもかなりの急斜面で自然のコブが全体的にびっしりと付き、こちらもハードなバーン。
昔、コブ斜に一日中へばりついていた頃は、川場といえばこの2つのコース以外感がえられない感じでしたが、コブ卒業の身としてはいまいち敬遠していたコースですが、大雪新雪ガンガンの時は、めちゃくちゃ楽しいパウダーゾーンに変貌します。
川場のメインゲレンデ2 高手スカイライン
個人的もう1個のメインゲレンデは、リフトE(高手ペア)に乗って左側を降りるコース、高手スカイラインです。前半は幅の狭い中斜面が続き、面白くもなんとも無いコースですが、中間地点辺りから急斜面パウダーに変貌します。
谷底の様な立地にリフトがかかっており、他のリフトと接続が非常に悪く、ここに来てしまうと、ただひたすらに高手ペアを乗り続けるか、一旦下まで降りなければいけない&急斜面のため、メインのクリスタルコースとかの1/10位しか人が居ないのが素晴らしいコースです。
川場スキー場のもう一つの楽しみは多彩なゲレ食
滑りがいのあるコースをこんな調子で攻めていたら当然腹が減ります。メインレストラン、「ティンバーライン」は、味もボリウムも大満足なメニューが盛りだくさんです。

今日のお昼は、昔はゲレンデで焼いていたソーセージ盛り合わせ丼の「山賊丼」。道の駅田園プラザ川場の人気ソーセージショップからの逸品。これは美味いす!

そして川場名物フライドポテト、盛り放題(笑) 山賊丼とポテト山盛りを二人でシェアしてビア★食いすぎです…
メインレストランのほかにもピザ屋、カレーショップ、チリドッグ、ドーナッツ、ジェラートショップ等が軒を連ね、どこも「スキー場のゲレ食」のレベルをはるかに超えた味を提供しています。詳細は川場スキー場のHPを参考にしてください。
まとめ
日帰りパラダイス川場スキー場は、本当にお手軽に行ける割に手ごたえのあるコースが揃っていて、やっぱりついつい来てしまう魅力に溢れています。
- 沼田ICから30分。東京からトータル2時間でパウダースノーに出会える手軽さは捨てがたい ★★★★★
- 前日夜に出ても立体駐車場に停め、車中で仮眠を取るのも簡単。外が吹雪でも全く問題無し ★★★★☆
- 日帰りスキーの味方、時間券は1時間単位で時間を区切れるので、従来の時間券の概念を覆す程の便利さ。残った時間は次回使えるのも◎ ★★★★★
- コースは少な目、コース幅は狭く広々ゆったり滑れるコースでは無いが、モーグルバーン、コブだらけの急斜面、これぞダウンヒル!のフラット急斜面、パウダーと上級者にはたまらないコースだらけ ★★★★☆
- その辺のゲレ食のレベルを軽く超えるレストラン群 ★★★★☆
- 帰りは、日本一の道の駅、田園プラザ川場に立ち寄り、飲むヨーグルトや新鮮野菜、ソーセージをお土産に。 近くの温泉(初穂の湯、望郷の湯)は最高の温泉 ★★★★☆
- ただ、泊まってまで行くところじゃないので日帰り専用。2日いたら飽きる★☆☆☆☆
腕に自信のあるスキーヤー、ボーダーは思い立ったら川場へGoです! そうでもないスキーヤー、ボーダー、ファミリーはたんばらへGo!なのです。
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たんばら行くならこれ!(笑)