いきなり失笑レベルのダジャレで失礼しました。毎度のことですが更新が遅れました。
キャンピングカーを購入してもう少しで2年になります。ハイエースベースのバンコンですのでやはり室内空間の狭さは多少気になるところもありますが、概ね楽しいクルマ旅を過ごしています。ただ、2年も乗っているとほんの少し痒い所に手が「届かない」部分もちらほらと…
そんなちょっとした不満を解消するために、有孔ボード(パンチングボード)を活用した小物整理用壁掛け。を作成しました。
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我が家のキャンピングカーの収納スペース
キャンピングカー購入検討の際、重要な要素として収納の多さ。それも大容量のフリースペースを最重視した結果、たくさん収納スペースはあるけど、こまごまと分かれているキャブコンよりも、従来の箱型スペースを活かした大容量収納スペースの確保が可能なバンコンを中心に検討を進めてきました。
- キャンプ道具やスキー、カヤック等「大きくてかさばる」、「長尺もの」の荷物が多い
- (割りとよく見られる)リアのタイヤハウス当たりに設置されがちの細かく区切られた棚は、一見使い勝手がよさそうで、その実、大きな荷物を積んでしまうと、棚が機能しない懸念がある
- 車内で使う生活用品は生活スペースの棚で整理。車外で使う「ソトアソビ道具」はリアスペースにパンパンに積みたい
購入時検討に検討を重ねた結果がコレ。今となっては杞憂に終わった点もありますが概ね事前検討は間違っていなかったと。
このような感じで、日常の生活用品は車内生活スペースの中の収納に。キャンプ道具やスキー道具、カヤック等の旅先で車外で使うもの。は就寝スペース下の大容量収納スペースに分けてそれぞれ収納していくと、2人と2匹のクルマ旅には何の問題もない感じではあります。
更にヒッチカーゴを汚れ物、塗れ物が多い時等に装着して行けば、車内を汚すことなく収納力もUP。基本的に増え続けるキャンプ道具にも対応可能と、収納スペースの問題はほぼ問題なしなのが実情です。
一番の収納の悩みは…
大きくかさばる荷物や長尺物に関しては、もう少し広ければ。という思いが無い訳でもないですが概ね合格点。こうした車外アクティビティに関する荷物は良いのですが、この2年キャンピングカーを利用してみて、一番想定とは異なる使い方は以下の点に集約されます。
購入前は、「あくまでも主はキャンプ。季節や天候に応じてテント泊では快適でないところをキャンピングカーがサポート」と考えていたのですが、蓋を開けてみると…
「気が向いたらすぐに出発出来るクルマ旅の気軽さと快適さは格別。キャンプの回数は激減。車中泊激増」といった結果に。
まぁ考えてみれば当然の結果なのでしょうが、購入前は「キャンプ泊>車中泊」と考えていたのは確か。使用してみて記号は逆転、必然的に車内で過ごす割合が増大することになったのですが、そうなるとやはり車内でのこまごまとした日用常用品(すぐ手に届くところにあって欲しいものや、使用頻度(出し入れの頻度も高い)小物類)の収納が圧倒的に足りない事に気付いたのでした。
ほかにも、2頭の犬の用品(リードやハーネス、マナーバッグ等)は犬がクルマを出入りする度に使用します。その度に棚から出し入れするのはかなり面倒…結果、シートに乱雑に置かれるようになりがちなんです。
また、車内での生活が長くなるとトイレ等でクルマの出入りも多くなります。キーの適切な置き場も実は困ったりします。同様に道の駅や高速のSAで車中泊をする際にクルマの平行を測る水準器なんてゆうちょこちょこ使う小物はたくさんあります。
そんな時に見つけた有孔ボード活用事例
こうした車中泊の際、ちょこちょこつかうこまごまとした小物を一度に整理できる良い方法はないかと思っていた折、ネットである事例を見かけました。
みんカラユーザーさんのブログをたまたま発見。キャンピングカーではなく仕事車でお使いになられているのかな?工具類をパンチングボードを活用してきれいに整理しているのを発見。
有孔ボードのキャンピングカーへの適用事例
キャンピングカーに有孔ボードを上手に活用している事例を気にして見ていたところ、お台場のキャンカーショーだったでしょうか?あるビルダーさんにイメージドンピシャのクルマが展示されていました。
ANNEXキャンピングカーというビルダーさんが提案している、RIW(RAMBLE IN WILDERNESS)というコンセプトモデルがそれでした。
実際にデッドになっている後部の窓にパンチングボードをはめ込み、そこをオシャレな空間として活用していました。これだ!と思いましたが、別にオシャレ空間にする必要性はなく、もっと実用的なものとして考えていたので、これをベースに自分のクルマに展開できるかを考え始めました。
こうした事例を参考にしつつ、我が家のキャンピングカーにも有孔ボードを活用した整理壁を作成することにしました。
我が家のキャンピングカーへの有孔ボードの適用
まずは設置場所
RIWのようにサイドリアに設置するのが定石かと思うのですが、我が家は、窓の片側はFRPで既に潰してあり更に寝室として利用するため、10㎝程張り出しているのでここに設置は不可能。同様に頭部は窓のままですが、寝室のため設置は不可能となります。
我が家の場合、車内で過ごす時間にこまごまと出し入れが頻発するような小物を気軽に手の届く範囲に整理しておいておきたい。と言う目的を考えると、やはりダイネット周りが一番しっくりきます。
有孔ボードの選定~取付
有孔ボードに関しては、装着する場所によって多少材質に気を配る必要があるかと思います。
上記でちょこっと紹介したオグショーの窓を殺すベース等頑丈な所に設置する場合、好きな材質のボードでよいかと思うのですが、我が家の様に車内壁面に直接設置する等の場合、やはりベース補強がなされていない等があるため、比較的軽い材質(ラワン合板等)がふさわしいかと思われます。
我が家では、実際に質感等を見たいと思い、DIYや東急ハンズ等を巡りましたが、やはりイマイ合板に木目ぽく彩色してあるのは安っぽさが否めませんでした。DIY各店回りましたがどれも似たり寄ったりでした。しかし、豊洲のスーパービバホームはカラーも豊富で実際に目で確かめる事が出来ます。そこでコルクが合板に貼ってあるタイプの板に決めた次第です。
取付準備
気に入った有孔ボードを入手した後は、取付位置に従って有孔ボードをカットします。自身でもカットは可能ですがやっぱりここDIYで買った際に切ってもらうのが◎
あとは、取付用のネジと基本フックを付けての利用になりますので、スペーサーの準備(それに伴い、スペーサーの長さ+下地にしっかりつくだけのネジの長さに注意)が必要になります。
取付
取付は単にボルトオン。ビルダーさんにネジ止め可能な下地のある個所を確認しネジ止めするだけですので、DIYレベルとしては星1つ以下(笑) ドライバーさえ使えれば装着できます(笑)
使い勝手を考慮したおススメフック
有孔ボードをオシャレディスプレイとして活用するのか、身の回りの小物を効率的に収納するために活用するのかによって異なって来ますが、我が家は当然後者。有孔ボード設置後数か月経ちましたのでお勧めのフックを紹介したいと思います。
まずはフック
フックに関しては基本的に有孔ボードによる収納にはなくてはならないものになります。Amazonなどで大量の種類のフックが安価でセット販売されています。
ただ、我が家では普通のぶら下げ用フックくらいしか必要性を感じなかったため必要最小限を単体購入しました。
あると便利な強力磁石
主に「吊り下げる」用途のフックで十分といえば十分なのですが、「貼り付ける」ことが可能な磁石もかなり有効なアイテムだと思います。
個人的には一番便利なマガジンスタンド
個人的にちょっとした収納で一番困ったのが雑誌類でした。豊富な収納があるキャブコンとかではあまり問題にならないのかもしれませんが、たとえば道の駅やRVパークを特集してある雑誌や、長旅で暇つぶしで休憩時間にちょっと手に取りたい雑誌等に関しては、我が家のキャンピングカーには適切な収納場所が見当たりませんでした。それこそ必要な時にすぐに手に取りたい道の駅ガイドとか地図とかはすぐに手の届くところにあってすぐに不要になれば仕舞いたいものの代表でした。
さいごに
やはりクルマ旅を続けていると日々ちょこっと使う小物が乱雑になりがちなのを痛感しています。
「見せる収納」、「オシャレ収納」とは程遠い、実用一点張りの使い方ですが、有孔ボードは、キャンピングカーの中で使う小物がついつい乱雑になってしまう。って方の強い味方になると思います!
DIYレベルも非常に簡単で導入もしやすいので、より快適なくるま旅のちょっとしたアイデアとしておススメかと思います。