バタバタしていて投稿が遅れましたが、去る10月1日より、消費税が8%から10%と増税になりました。食品は8%のままだの、テイクアウトは8%、イートインは10%、キャッシュレス決済で期間限定で5%還元…などなどと、目くらましの様なイミフな施策はともかくとして、カーアクセサリーは、キャッシュレス決済も無理だし、食品でも無い、どうあがいても消費税10%確定。それも取り付け費用も含めるとかなり高額になります。
この2%の差は、10万円を超えてくるとボディブローどころか、致命傷的に財布を直撃してきます。
僕はハイエース4型後期(5型、4.5型)スーパーロング、 ディーゼル4WDのDXモデルをベースにしたキャンピングカーに乗っていますが、商用を目的とした車がベースです…まぁ不満点がたくさん(笑)
以前のエントリーになりますが、ハイエースの買って良かった点と悪かった点をまとめています。今も概ね不満点は変わらずって感じです。
先日、消費税増税前に支払いを済ませて(笑) 購入後最大のカスタマイズを実施しました。とにもかくにもキャンピングカービルダーへGo!なのであります。
Contents
1年乗ってみて…ハイエースの不満点
買って2か月程度の不満点と1年乗ってみての不満点…実は殆ど変わりませんでした(笑) それだけにハイエースが熟成され、進化してきた証なのですが。
とにかく揺れる
購入してすぐに感じた事ですが、ちょっとした路面の凸凹で、時化の海に放りだされた小舟のように、「ぐぁんぐぁん」と揺れること揺れること。この揺れは、1年乗っても全く慣れません。
1年も乗っていると、運転も慣れて来て、路面の段差の前では必ずスピードを抑え、その抑える幅も会得して来ました。ただ、つい油断して、ほんの少しオーバースピードで凹凸の路面に突っ込むと、ほぼ100%の確率でドラレコが事故を感知して止まります(笑)
2019年10月現在、価格コムで売れ筋ランキングNo.1のドラレコは伊達じゃないです。超おススメ
とにかくスライドドアが重い
これも乗って2か月の不満と変わらず…冬を経験して本当に不便さを感じたのは、とにかくスライドドアをきちんと閉めようとするとかなりの力を要するところ。
S-GLにはパワースライドドア(自動ドア)がオプション設定があります。これはちょっとだけ欲しかったですが、当たり前のようにDXにはオプション設定なんぞありません。それどころか、イージークローザーはS-GLは標準装備ですが、DXにはオプション設定すらありません。
パワースライドドアまでは贅沢をいいません。せめて、せめて…イージークローザー程度は装着したいのが本音。
イージークローザーの必要性を最も感じるのは冬。外は吹雪の中、室内をFFヒーターで暖めて快適な温度を保っていても、夜中、トイレに行こうとちょっとだけスライドドアを開けて出入りしようとしても、半分くらいしか空いていないドアを内側から閉める際、最後の「ガツン」と閉めるところがうまくいかずに、ほぼ半ドアに(涙)
かなり思い切りドア開け放ち、力を込めて閉めないとしまらず、開け放つと同時に冷気が室内を満たして行きます…
今回は、このハイエースDXモデルの我が家の不満2トップを解消しに行きます。
1年乗ってみて…不具合もチラホラ
ハイエース自体は「枯れている」車ですので、1年乗ったくらいでは全く問題ないですが、キャンピングカー架装に伴い取り付けたものに不具合が…
ヒッチメンバーとマフラーの干渉
元々、ビルダーさんのオプションに設定されていないヒッチメンバーでしたが、夏はカヤック、冬はスキーと濡れ物&しまい寸法が悪い荷物を運搬する機会が多い我が家には必需品と判断し、購入時に装着しました。
実際、ヒッチカーゴとの組み合わせは非常に使い勝手も良く、特に冬場に大活躍しているのですが、どうも5型ディーゼル4WDは構造上、従来のスーパーロングの床下と微妙に位置が異なる模様で、ヒッチメンバーがマフラーに干渉し、盛大なノイズが…
応急措置としてマフラーの干渉している部分にTシャツの切れっ端をぐるぐる巻きにしていましたが、今回一緒に修理する事に。
フライスクリーンシステム (網戸)の不具合
ホワイトハウスキャンパーが輸入販売を行っているフライスクリーンシステムをWebで発見し、ここまで完成度の高い網戸は他に無かったので、当然ビルダーさんのオプションには無いものでしたが、ホワイトハウスキャンパー以外のキャンカーにも装着可能と言う事を知り、納車時に取り付けました。
我が家のキャンカーへの取り付け状況はこちらを2019年の夏はこれまでに無い猛暑でしたが、スライドドア全開にしても蚊の侵入をシャットアウトしてくれる優れものとして大活躍だったのですが…
自分でなんとなく直せそうな予感はしたのですが、なんせ10万オーバーの網戸(笑)元に戻らなくなったら…と思ったら怖くて触れず仕舞い(苦笑)
てことで、これら不満点&不具合の解消を目的に事前に見積もりを取り、支払いを9月中に済ませ、10月の連休(19~22)にかけて、ビルダーさんのある燕三条~新潟へ行って来ました。
納車後最大のカスタマイズ
その① ショックの交換
ハイエースカスタムの定番、足回りに関してはショックの交換を行いました。ハイエースのショック交換といえば、ダウンサスが主流でしょうが、やはりここはキャンピングカー。あくまでも乗り心地重視です。
とにかく柔らかくて船に乗っているかのようなノーマルのサス、路面をきちんと捉えて、しっかりと路面の状況がわかる程度の固さが好みの我が家としては、ショック交換が一番の懸案事項でした。
候補となるショックたち
ハイエース向けのショックとして、様々なメーカーからハイエース向けに最適化された製品が発売されています。
ハイエースのディーゼル4駆に最適化されたショックが、オグショーから販売されており、これが一番欲しいところですがなんせ価格が15万…完ぺきに予算オーバー(涙)ショックだけの交換だったらこれを選んでいたかも…
ずっとスバルユーザーだったこともあり(笑)ショックといえばビルシュタインと相場が決まっています。我が家のもう1台のゲタ車(アルファロメオのスパイダーのオンボロ旧車)にもビル足が組んであり、あの路面をコツコツと捉える感覚が一番好み(というか慣れ親しんだ)なのは間違いないのですが…
上の商品リンクにあるように、ダウンサスが取り扱いの中心。やっとみつけたブログでは、バン設定のみの模様。
なんとなく選びにくいかなぁ…て感じで断念。
結局定番のRANCHO RS9000XLに
個人的にはオーリンズが一番候補でしたが、ビルダーさんと相談した結果、取り付け実績も一番多いこれに。
ランチョのRS9000XL改は、リムコーポレーションのHPその他によると、フロントはダウンサス専用とあります…
幅広い領域で走行性能と乗り心地を自在に演出する9段階減衰力調整ダイヤルを搭載したRanchoRS9000XL。
ニトロゲンガスの封入と、オイル量を最大化したビッグボアトリプルチューブによるリニアな作動応答性が特徴です。
Rancho® 特有の強靭さと耐久性はそのままに、走行スタイルに合わせてさまざまな減衰力セッティングを可能にしました。
リアにはRimオリジナルRancoRS9000XL 70Φのビッグシェルモデルを設定しました。【適応車種】 200系ハイエース/レジアスエース全車
※フロント:ローダウン専用品(ノーマル車高には取付不可)
※リア:ブロックローダウン/標準車高共用
【駆動】 2WD/4WD
【適応型式】 TRH/KDH2##
【適応年式】 2004年9月~【取付前注意】
●純正トーションバーでロワードした車両へフロントショックの装着はショックの寿命を著しく低下させますのでご注意下さい。
●車両によってフロントショックシェル部が車両に干渉する場合があります。その際は車両側を加工する必要がございます出典:リムコーポレーションHPより
この点はかなり気になるところでしたが、ビルダーに確認したところ、リムコーポレーションにも確認済み。HPではこうあるけど、ノーマル車高で全く問題なし。ということで導入を決定した次第。
ビルダーさんに伺ったら、これから装着するサスが転がってました。ハイエースのショック交換は非常に簡単と聞きますが、昔バイク乗っていた時も、パーツの分解清掃して元に戻すと見たことも無いバネが転がっていたような自分です。全て任せちゃいました(苦笑)DIY サス取り付け とかで来て下さった方すみませんです
初乗りインプレッション
RS9000XL改は、9段階に減衰力の調整が可能となっています。まずはノーマル相当の5でフロント、リアともセットしました。
いきなりの乗り出しから違いは歴然!田舎のうねっている農道でごつごつと路面を捉える感じ、「ぐわんぐわん」と船のような揺れ。凸凹を乗り越えてからタイムラグのある縦揺れ。これが緩和されたのが一番の収穫です。
ただ、装着して早1か月以上経ってみると、機械特有のアタリが出て来たのか、慣れたのか…5では物足りなくなって来たのも事実(笑)やっぱりまだ「ぐわ」くらいのイヤな揺れを感じるのも確か。 7にすると、高速のレーン移動時のロールを抑えられるとの事。次は7に設定変更をしてみたいかな。
その② イージークローザーの装着
キャンパー特装やS-GLに乗られている方には分からないと思いますが(笑) DX乗りにとって、スライドドアの最後の「ひと閉め」は本当に切実なものがあるのは、先に述べたとおりです。
イージークローザーもDIYで取り付け可能のようですし、ネットを検索すればぼちぼちと出てきますが、キャンピングカーであるが故、断熱材が各所に埋め込まれており、ビルダーさんからあまり自分での改造は推奨されていない事もあり(そもそも僕が不器用なのは前に述べていますが(苦笑))取り付けをお願いした次第
ファーストインプレッション
写真を撮っても違いがわからないですし、動画を撮る程でもないので、地味に文章のみになりますが、その効果は絶大! ほんと、この辺はDX乗りにしか分からないと思いますが、装着して良かった!と、心から思えます。
さいごに
今回の購入後最大の快適化対策については、おおむね満足なのですが、やはり一番気になるのはDXグレードに対するトヨタの考え方自体が不満と言う事が改めて浮き彫りに。
働く車は動きさえすれば良い。。。的なあまりにも無慈悲なDXのオプション設定に怒りを逆に覚えるのも確か。商用車はコスト重視なのはわかるのですが、オプションはせめてS-GLと共通にしてもらいたい…やりたい人がやれば良い、テールランプの形状や、バンパーの色なんてもんはどうでも良いですが、キーレスエントリーや、いイージースライドドアなどは、荷物運搬を生業とする方々にとってはあれば便利な機能に違いないと思うのですが…
とにもかくにも、長距離運転に足回りの強化は役立ちますし、長時間滞在になればなるほど、イージークローザーの恩恵は増すと言うもの。良い投資になったと思っています(笑)
こんにちは。
ちょっと質問なのですが、乗り心地改善にショックではなくリーフスプリングを変えるという選択肢はなかったのでしょうか?
ショックの交換は、根本的解決にはならないと考えています。
まぐろやさん
いつもコメントありがとうございます。
リーブスプリングの件ですが、そもそもキャンパー仕様なので、後ろ車重が1.2トンあり、且つキャンプ道具をパンパンに積んでいるので、普通のハイエースのリーフの動きとは全然違う事が前提になります。
今後当然検討はしていますが、構造変更をしなければいけない。あくまでも今回はイージークローザーの装着がメインであり、ショックはついでだったこと。予算の関係でリーフまでは明らかに予算オーバーだった点等があり見送りました。ただ、我が家の場合、ショックでも十分に効果は認められていますよ、根本解決にならないとまでは言えないです(笑)
私のハイエースはキープスラントのリーフに交換してあるのですが、交換前にキープスラントの代表の方から「今の純正ショックはかなり優秀なので、ショックの交換は最後でいいですよ」と言われたんです。
その時にはオーリンズのオグショートランポモデルを購入した後だったのですが、リーフのみを交換して、純正ショックで乗ってみて言ってることが理解できました。
実際、初期状態ですとノーマルショックってかなり優秀で、ノーマルリーフにあった乗りにくさがリーフの交換だけで一気に解消されていました。
ですので、リーフの交換はとても有効な手立てです。
私自身、重量物を載せる可能性があったので色んなメーカーのスプリングを調べていたのですが、その車の使用条件・荷重条件に併せてリーフの増減などの調整をして作ってくれるところがキープスラントだけでした。
価格的な部分や構造変更(これは車検時にあちらで作ってくれた計算書を添付すればOKです)の必要はありますが、付けてよかったです。
なお、オグショー・トランポモデルはノーマル比5割り増し価格の割には、性能に疑問符が沢山付く製品でした。
正直オススメできません。
ですので、仮にオーリンズを取付されるなら、まずは吊るしの製品を買って、オーバーホール時に同時に不満点を伝えてリセッティングをすることをおすすめします。
静岡のアジュールさんがリセッティングもされていまして、非常に満足のいく仕上がりにしていただきました。
参考にしていただければ幸いです。
買う前にまぐろやさんに相談すれば良かったです(◞‸◟)
オグショーのオーリンズはオススメできないのですね。_φ(・_・
次に足回りに手を入れるならリーフにします。色々とご教示くださいませ!ただ、資金の関係上、基本的にはノーマルで乗るのを前提としていたので何年後になるかわかりませんが…
当方も4型スパロンキャンピングカーです。
車検証を見ると後後軸重1190kgです。
納車後乗り心地に耐えられず
ひと月ほどでヘルパーリーフ逆付け+リーフバッファプレート取り付けました。
リーフバッファプレートの厚みも重要かもです。
この作業でリアが柔らかくなりますので沈んだときにリア純正バンプストッパーに突き上げられます。
原因を知って玄武のバンプストッパーに交換しました。
この仕様で純正とは雲泥の差です。
そして後輪車高が若干下がりますので、それに合わせて
前輪の車高をトーションバーで後輪に合わせて下げてます。
もちろん前輪のバンプストッパーも交換します。
同時にショックもカヤバエクステージに交換したので
ショックの効果は分かりません。
お手軽なので試してみてください。
車検はすんなり通りました。
竹爺さま
コメントありがとうございます。
お返事していたと思っていたのですが、反映されていなかったようで大変申し訳ございませんでした。せっかくの有益な情報を教えて下さったのに、こんなに経ってしまい改めまして申し訳ございませんでした。
引き続き少しずつ足回りは手を入れて行こうと思っています。今後ともご教示の程なにとぞよろしくお願いいたします!
お久しぶりです。
ついにオートクロージャー付けましたか!
私もランチョファンでここ20年位全てランチョに交換してます。
以前、アストロハイルーフの時はフロントダイヤル9にしたら
ブレーキングの沈み込みまで抑えてくれた記憶があります。
ただ純正ショックに比べると耐久性は少し短いのかもしれませんが・・・
乗り心地が良くなると気分も良いですよね。
みやさん
ご無沙汰しております、コメント嬉しいです!
こっちもなかなかアップ出来なくてもうすこしがんばらねば…
はぃ!
オートクロージャー最高です‼︎
先週、4日間スキー場近辺で車中泊をしていたのですが、ほんの少しだけのドアの開け閉めでちゃんとドアが閉まる事がこんなに良い事なのか!と実感しました☆
ショックはまだ慣らし状態て感じですが、色々ダイアル値を試してみようと思っている所です。フロント9!
まだ試していません。まずは7くらいからかなぁ。と思いつつ5のまんまです(^^;;
興味深い内容が多く一気に読まさせていただきました。
私はまだ見積をとっている段階ですが、予算を考える上で足回りのことが非常に気になっております。
まぐろや さんが仰っているキープスラントのリーフスプリングVerーSタイプDHのことでしょうか。HPを見ても情報が少なすぎでよく分かりません。
ビルダーのカトーモーターがエナペタル(ビルシュタイン)のショックアブソーバーを使っているようなことをHPに書いていますが、naokeithさんはビルダーにご相談された際には、このショックは勧められませんでしたか。
きなこもちさん
コメントありがとうございます、嬉しいです。
見積取っている段階が1番楽しいですよね、本当に悩ましいと思います。
やっぱり板バネを替えるのが1番効果は大きいようです。我が家は構造変更も必要なので慎重でしたが、次の機会に検討したいと思っています、
カトーの担当者にショックを相談したところ、今回導入したランチョを勧められました。ビル足は全く話題にも上りませんでした(笑)
ショックは変化量が割と分かり易いとは思いますが、ノーマルが1番性能が良いともコメントでいただいているので、まずはノーマルでどんなもんか一年くらい様子みてから替えても良いかもですね。